【総額7万7777円】懐かしの「自販機たばこサンプル」が勢ぞろい！

 

　コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔が、10万点を超える所蔵品から誌上公開！　今回は、自販機のたばこサンプル。現在の値打ちは総額7万7777円。

 

写写丸（以下、写）　懐かしいたばこがいっぱいだ！

 

大崎　よく見てください。自販機に置く「ダミー」ですよ。

 

写　あ、本当だ。しかし、なぜこんな変わったものを？

 

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大崎　私が大学生のころですが、たばこが値上げになるタイミングで、自販機の陳列を変える場にたまたま出くわしたんです。そこでなんとなく「これ、もらっていいですか」と言ったのが始まりです。

 

写　本物のたばこではなく？

 

大崎　たばこって1年ほどでヤニが染み出てきてしまい、保存には向かないんですよ。

 

写　よく集めましたね。

 

大崎　近所のたばこ屋さんとか、いろんなところに“ルート”を作ったんです。「こんなの集めてどうするんだ？」って怪訝な顔をされましたけど（笑）。今は街中禁煙の時代ですが、たばこって一種の文化だと思うんです。映画もドラマも歌も小説も、たばこは欠かせないアイテムでした。そう考えれば、これらも文化の一部だといえるでしょう。

 

写　さて、連載は今回でいったんの区切りとなります。

 

大崎　昭和コレクションは、まだまだあります。またお会いしましょう。

 

おおさききよし
1961年生まれ　株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔の昭和アイドルストーリー』（NACK5）など多数のラジオパーソナリティを務める

 

( 週刊FLASH 2022年6月28日号 )