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【ニャイス・トゥー・ミート・ユー!】漱石(♂・2歳)
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2017.04.22 12:00 最終更新日:2017.04.22 12:00
NHK連続テレビ小説『マッサン』のモデルとなった、ニッ
カウヰスキーの創業者、竹鶴政孝。
その生家・竹鶴酒造があることで知られる広島県竹原市本町は、江戸時代後期に製塩や酒造業などで栄え、屋敷や由緒あるお寺が数多く残る。「町並み保存地区」に指定され、現在も歴史情緒を感じさせてくれるエリアだ。
そのなかの一軒、築約100年の古民家で、陶芸家の岩川智子さんが営む「陶工房 風土」に漱石は暮らしている。
彼は、広島県が公開中の、ねこの目線によるストリートビューサービス「広島キャットストリートビュー竹原編」の「案内ねこ」。2016年9月には県から竹原支局路地裏観光課課長に任命された。
「野良ねこの保護をされている方からもらい受け、ねこといえば『吾輩は猫である』ということで、『漱石』と名づけました(笑)」(岩川さん)
額の下から左右に黒い毛が分かれる「はちわれ」柄に、美しい緑色の眼が魅力。ツンデレな性格で、岩川さんが抱っこしようとすると逃げ回り、何もしないと「かまって~」と寄ってくる。
店内には、岩川さん製作の器などがびっしりと並べられているが、それらを割らないよう歩き回るのが漱石の特技だ。そんな姿にインスピレーションを受けてか、岩川さんは漱石の顔をデザインしたお皿まで作ってしまった。
「思うような陶器作りができず、もうやめようかと思ったこともありますが、元気な漱石の姿を見ると、背中を押されて『もっと頑張らなきゃ』と勇気づけられるんです」(岩川さん)
2階のベランダから、同じく飼い犬の「赤丸」とともに路地を見守る姿が定番という漱石。見つけた観光客は2匹のかわいさに思わず「キャー」と声を上げるという。これからも、課長として職務を果たしてください!