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きっかけは「開脚ブーム」から!働く中高年男性が「ストレッチ店」に通うワケ
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.06.26 06:00 最終更新日:2022.06.26 06:00
「うー、効くぅー!」
と悶絶するのは、「ミスFLASH 2022」大塚杏奈。その体に密着し、笑顔で “技” を極めるのは「Dr.stretch」の美人トレーナー・山田由希乃さんだ。
今、空前のストレッチブームが到来している。
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「発端は2017年の『開脚ブーム』です。100万部を突破した『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』(サンマーク出版)を皮切りに、開脚をテーマにした書籍が次々と発売され、健康的な生活のためにストレッチがいかに重要か、多くの人に認識されました。しかし、結局家でのトレーニングでは続かない。そこで、 “店舗型” のストレッチ店が拡大しています」(業界誌記者)
そして店舗型ストレッチ店で最大のシェアを誇るのがこの「Dr.stretch」だ。
「現在、国内外で200店舗以上展開しており、お客様の数は右肩上がり。前年比56%増を達成しています。コロナ禍でテレワークが増え、肩や腰の不調が酷くなったという方や、ジムに通っていたけど、マスクをしながら激しい運動をするのがつらいという方が増えたのが理由だと思います」(広報担当・土門辰将氏)
利用料金は時間で異なり、60分で初回限定4120円(税込み)、2回めからは8250円だ。専門的な研修を受けたトレーナーがマンツーマンでストレッチをおこなう。
「お客様の男女比は半々くらいです。年齢層でいうと、30代~60代の働き盛りの方が週1回ペースで通われるケースが多いですね。仕事の疲れを癒やす目的の方もいますが、スポーツのパフォーマンス向上を目指す方も多いですよ。とくに、中高年でゴルフをやられている方は、肩甲骨周辺をストレッチすることが多いです。肩の可動域が広がり、スムーズにスイングができて飛距離も伸びます。『スコアが10伸びた』と喜んでくれる方が多いです」(土門氏)
そこで今回、体は柔らかいが肩こりや頭痛が悩みという大塚に「アトレ川越店」で体験してもらった。トレーナーの山田さんが、まずは詳細なヒアリングから始める。
「研修では、200種類以上の “手技” を習うんです。お客様の事情に合わせてそれらを組み合わせて専用メニューを作ります」(山田さん)
早速、ストレッチに悶絶!
「今まで感じたことない体の部位が、グーと伸ばされてます。山田さんドSですね」(大塚)
「じつはセルフストレッチって、15カ所ぐらいしか伸ばせないんです。でも、こうして他人にやってもらうと、約100カ所の筋肉を伸ばせるんですよ」(山田さん)
プロレスでしか見たことがないような技が次々と繰り広げられ、あっという間に60分のストレッチは終了した。
「エステやマッサージはよく受けるのですが、それよりも体がすっきりしました。肩も軽くなったみたい」(大塚)
「筋肉には浅い層にある表層筋と、深い層にある深層筋があるのですが、マッサージでは深層筋に直接触れることができません。疲れが取れない方やこりがすぐに戻る方は、深層筋が原因。
ストレッチは関節を動かすことによって、深層筋を緩める唯一の方法なんです。個人差はありますが、1回のストレッチでだいたい7~10日間ほど効果が持続します。ストレッチを繰り返せば効果も長く続くようになり、そもそも “体が柔らかい” 人になれます」(山田さん)
約9割の客は、トレーナーを指名して通っているという。
「私には約40人の常連のお客様がいますが、全員の体の状態を覚えています。どこが悪くなって、どこがよくなったのかすぐにわかるので、 “指名” がおすすめです」(同前)
筋肉も鼻の下も伸びちゃいそうです!
写真・久保貴弘