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【お金】を有効利用するなら貯めるより「どう使うか」を徹底的に考える/「絶望の国」日本で生き残る方法

ライフ・マネー 投稿日:2022.06.28 11:00FLASH編集部

【お金】を有効利用するなら貯めるより「どう使うか」を徹底的に考える/「絶望の国」日本で生き残る方法

お金について考えるときは、現在がどういう環境にあるかも確認しておくことも大切

 

 今の世の中、本当に何が起きるかわかりません。まさか2年以上にわたってコロナウイルスに苦しめられるとは思っていなかったし、ロシアがウクライナを攻めたのをきっかけに世界が食糧危機に陥りそうになるとは夢にも思いませんでした。

 

 まさに一寸先は闇です。そんな “まさか” が次々に起きているのが現在です。加えて、賃金の下落、超高齢化社会と少子化など、日本が抱える問題は山積みです。

 

 

 私は、この日本の状況は「絶望」としか呼べないんじゃないかと考えています。しかし、方法さえ間違わなければ、絶望感を感じなくてすむようになれるし、毎日を楽しく豊かに暮らせるようにもなれる。私が、近刊『「絶望の国」でズルく賢く生きのびる』で伝えたアイデアを、4回にわたって紹介します。

 

 私は、人生における4つの資産をどう運用するかで人生が決まると思っています。その4つとは「時間」「能力」「人間関係」「お金」です。今回は「お金」の活用方法です。

 

■「今あるお金をどう使うか」にフォーカス

 

 あなたが今、何歳かにもよりますが、どうやってお金を貯めていくかよりも、今あるお金をどう使うのかを徹底的に考えるほうが重要です。

 

 20代、30代の若い人は、そんなにお金を持っていないかもしれません。だったら、その限られたお金をどこに投資するかによって、後の人生が大きく変わってきます。

 

 私が20代のときは、限られたお金を住む場所と人に会うことに使ってきました。その頃は手取りで20万円あるかないかの給料でしたが、お金より時間のほうが優先順位が高かったので、「通勤時間を減らす」ため会社に近い場所に住んでいた。だから家賃は9万円とけっこうな出費になりました。

 

 そのぶん、食費は極限まで切り詰め、1日100円以内、月に3000円と決めていました。毎日納豆ご飯のみ、仕事に行くときは、具なしのおにぎりを持参しました。こうして浮かせたお金を人に会うことや勉強に使っていたのです。

 

 当時はあまり考えずにやっていたことですが、振り返ってみると今にすごく生きています。

 

 もし後悔があるとすれば、家賃も抑えることができたかもしれないということです。今の時代だったらリモートワークができるので、家賃の安い郊外に住むことができます。うらやましい限りです。

 

 ともかく、このように限られた「お金」をどこに投資するのかということを真剣に考えていく必要があります。

 

 ここで重要なのは、「何をあきらめるか」ということです。そもそも人生を変えよう、新しいことを始めようと考えるなら、今やっていることをあきらめるのは当たり前です。何もあきらめることなく、新しいことを始めるのは不可能です。

 

 だから、お金に関しても、自分の趣味に使うことはあきらめる。モノはこれ以上増やさない。そういったことを自分に課していくべきです。

 

■自分で稼げるようになるしかない

 

 お金について考えるときは、現在がどういう環境にあるかも確認しておくことも大切です。

 

 1980年代後半のバブル経済時と現在の日本とでは環境がまったく違いますし、「失われた30年」と言われる日本と緩やなインフレが続く他の先進国でもまったく違います。

 

 昨今の物価高の状況をみると、今後は世界的にインフレが進みそうです。長年デフレが進み続けてきた日本でさえインフレ傾向が出てきています。

 

 OECD(経済協力開発機構)が公表している年間平均賃金額の2020年のデータでは、日本はアメリカの半分で、韓国にも抜かれています。つまり、この20年間で日本は一気に賃金の安い国になってしまったのです。

 

 この状況が続いた状態でインフレが進んでいくと、日本は「スタグフレーション」に陥る危険があります。

 

 スタグフレーションとは「景気が後退しているのもかかわらず物価が上がっていく」ことです。通常であれば「好景気だから物価が上がる」「不景気だから物価が下がる」わけですが、それとは逆の動きをする現象です。

 

 スタグフレーションに陥ると、社会全体が貧しくなっていきます。給料が上がらないけれども、物価が上がるという状況になるので、生活が苦しくなっていくのは当然といえるでしょう。

 

 日本で働いている人の90%近くが会社員と言われています。かつては「サラリーマンは安泰」と言われていましたが、今では安泰どころか、いずれ生活だってままならなくなる危険があります。

 

 だから、私は多くの人に「会社を辞めろ」とすすめています。「いい加減なことを言うな!」とよく言われるのですが、私は真剣にそう思っています。

 

 もちろん、会社員になったほうがいい人もいます。一部のエリートたちです。一部のエリートとは、東大や京大などの超難関大学を卒業した頭のいい人、もしくは幼稚舎から慶応に入っているような人。あるいは、人脈(この場合はコネ)を持っている人。

 

 それ以外の人は、会社員になる意味はないと言っていいかもしれません。だから、大学生に就職活動について聞かれるときは、その人の大学名を聞いて、東大・京大・慶応以外であれば「就職活動なんかしないほうがいいよ」と答えるようにしています。

 

 ここまで会社員でいることのリスクについて話してきましたが、結局、「自分で稼げるようになるしかない」というのが私の結論です。

 

■長倉顕太(ながくらけんた)

 

 作家・プロデューサー・編集者。1973年、東京生まれ。学習院大学卒業後、職を転々としたあと、28歳のときに出版社に転職し、編集者としてベストセラーを連発。
 今までに企画・編集した本の累計は1100万部を超える。編集者時代の10年間では、担当した142作中65作が5万部以上、22作が10万部以上、年間ベストセラーに6作ランクインの実績がある。
 独立後は8年間にわたりホノルル、サンフランシスコに拠点を移して活動し、現在はコンテンツのプロデュースやこれらを活用したマーケティング、2拠点生活の経験を活かしたビジネスのオンライン化/テレワーク化のコンサルティング、海外での子育ての経験(とくにギフテッド教育にくわしい)から教育事業などに携わっている。

 

※長倉顕太『「絶望の国」でズルく賢く生きのびる」(光文社)が発売中

 


( SmartFLASH )

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