ライフ・マネー
新潟豪雨「本当に助かりました」避難所に100個以上積まれた「山崎のパン」避難民が大感謝!
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.06 19:38 最終更新日:2022.08.06 19:59
8月3日に、東北地方から北陸地方を集中的に襲った豪雨。その爪痕は大きく、新潟県や石川県の一部では、住宅崩壊や道路陥落などの影響で、現在も通行止めが続いているところがある。
とくに、降水量の多かった新潟県村上市では、4日に9カ所、翌5日に2カ所の避難所が開設された。そのうちのひとつである、村上市・荒川地区公民館を訪れると、十数人が荷物を抱え、避難している姿を目にした。
【関連記事:危ない「土砂災害特別警戒区域」は日本全国に36万カ所】
避難中の70歳女性はこう語る。
「3日の夜中に玄関から浸水してきたと思ったら、一気に水位が増えて膝くらいまで水が浸かりました。大雨注意報は出ていましたが、まさかここまでになると思わなくて、パニックになりましたよ」
避難所でひと際、目立っていたのが、公民館に入ってすぐの入り口と、被災者が身を寄せる館内の2カ所に100個以上積まれた「山崎製パン」のパンだ。
「一人暮らしで、どうすればいいか分からず、何も持たずに避難所に急いで来ました。翌日、水が引いてから、近くの銀行やATMに行ったけど、どこも壊れていて、お金が下ろせないでしょ。食べ物もなくて、困ってたら『山崎製パン』の方がたくさん差し入れしてくださって、本当に助かりました。嬉しかったですね」(前出の女性)
別の、避難中の75歳の女性も頷く。
「家に帰っても、水道が止まってるから料理できないの。自宅の中も泥だらけで、それどころじゃないしね。でもここには、いろんな種類のパンを持ってきてくれたからね、安心できるよ」
山崎製パンといえば、東日本大震災や阪神淡路大震災のときにも、大量の差し入れをしたことで知られている。迅速に差し入れをしたパンについて、同社に問い合わせた。
「8月4日に、弊社は村上市役所含めて計6カ所に、自社のトラックでお届けさせていただきました」
「災害が起きたのだから、パンを配るのは当然です」そんな回答に、しびれます!
( SmartFLASH )