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【ニャイス・トゥー・ミート・ユー!】案内係の花子

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2017.05.19 11:00 最終更新日:2017.05.19 11:00

【ニャイス・トゥー・ミート・ユー!】案内係の花子

 

 桜島を東西から挟むような形で、大隅半島と薩摩半島が南に伸びる鹿児島県。今回、紹介する「ペンション菜の花館」は、西側にある薩摩半島の最南端、指宿市にある。「薩摩富士」とも呼ばれる開聞岳を、目の前に望む抜群のロケーションだ。

 

 このペンションの人気者が、三毛ねこの花子。お客さんがやってくると、入口で出迎え、部屋まで案内してくれる。彼女が宿に現われたのは12年前。生後間もない状態で、玄関前にひょっこりと姿を見せたのだという。

 

「その3年前、ふじこちゃんという生後数カ月の三毛ねこを、半年だけ飼っていたんです。その子もひょっこり現われ、とても可愛がっていたのですが、突然、いなくなってしまって……。花子が現われたとき、体の大きさや毛色がふじこちゃんにそっくりなことに、びっくりして。不思議な縁を感じ、花子を飼うことにしました」(オーナーの大和田仁子さん・以下同)

 

 花子が「案内係」を買って出るようになったのは、宿に来て5、6年がたったころから。今ではお客がやってくる夕方になると、急にそわそわして元気になり、駐車場の入口のあたりで待機していることが多いという。まるで、自分の仕事と心得ているようだ。

 

「『自分も何かしなきゃ』っていうことが、私たちを観察してわかってきたんだと思います。もしかしたら、この子の前世はホステスなんじゃないかと思うくらい(笑)。ねこが好きなお客さんをよくわかっていて、そういう人にはべったり甘えて、帰ろうとすると離れなかったりするんですよ。そんな花子に私たちも元気づけられています」

 

 鹿児島名物、鰹のたたきを仁子さんからもらうのが大好きな花子。おもてニャしの心を、これからも忘れずに!

(週刊FLASH 2017年2月21日号)

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