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我が家・坪倉も完食!「煮干し出汁の香りは感動もの」“ノスタルジックラーメン”の最前線
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.09 06:00 最終更新日:2022.10.09 06:00
家系、二郎系など濃厚で食べ応えのあるラーメンが全盛の昨今。
じわじわと注目を集めているのが、昔ながらの中華そばから派生した、ノスラーことノスタルジックラーメンだ。
「ラーメンの思い出を聞かれて最初に思い浮かぶのは、中学生のときに放課後、どうしてそうなったか経緯は覚えていないんですが、担任の先生が何人かの生徒をラーメン店に連れて行ってくれたんです。ちょっとドキドキしながら食べたあの美味しさは今もはっきり覚えています。それから僕のラーメン好きが始まったのかもしれません」とお笑いトリオ・我が家の坪倉由幸。
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地方で仕事があるときは、必ずご当地ラーメンを食べる。インスタグラムのお気に入りは「水着のおネエちゃんとおすすめラーメンばかり」だそう。
「相方の杉山(裕之)もラーメン好きなので情報交換をしますが、アイツが先に行った店にはなんとなく行きたくないんです(笑)」と微妙なライバル心を窺わせる坪倉と訪れたのは「Dad's Ramen 夢にでてきた中華そば」。店主はかつて、お笑い芸人だった。
出来上がったラーメンを受け取った坪倉は「うわ、すごい。美味しそう。このごろ、醤油ラーメンのシンプルさが恋しくなっているんですよ」と目を輝かせる。湯気を吸い込むと「煮干しの香りがすごいなあ」と感動の表情。
「千葉県九十九里で取れた煮干し、青森のシャモロック、羅臼昆布などを2~3日間煮込んでスープを作っています。細麺ストレートの麺は、僕が修業をした『伊藤』から直接分けていただいています。トッピングは黒毛和牛ローストビーフと岩中豚のチャーシュー、九条ネギ、紫タマネギ、海苔です。お笑い時代、ネタではすべりまくっていたのでラーメンではすべらないように頑張っています」とボケをかます店主に、坪倉は麺をすすりながら「ラーメン屋さんになって正解だったね」と突っ込み笑った。
「夢に出た亡き父のアドバイスをもとに作った中華そばだそうです。コクと深みのある清湯スープが抜群」と全国のラーメン事情に精通している「ラーメンデータバンク」の大崎裕史氏が絶賛するスープを、飲み干した坪倉に「ご自身で店を開いたら?」と聞いた。
「そこまで研究していないからなあ。家ではインスタントラーメンですが丁寧に作って、買ってきた本格的なチャーシューをのせて友達に振る舞っています。具材で好きなのは半熟煮卵と海苔ですね。これは外せません。ラーメンの魅力ですか? それぞれのお店に、それぞれの個性があることです」
Dad's Ramen
夢にでてきた中華そば
住所/東京都目黒区自由が丘3-7-1 営業時間/11:00~15:00 休/土曜、日曜、祝日
つぼくらよしゆき
1977年生まれ 神奈川県出身 2003年に杉山裕之、谷田部俊とお笑いトリオ「我が家」を結成。俳優としても活躍しており、最近のおもな出演作は、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)、ドラマ『石子と羽男−そんなコトで訴えます?−』(TBS)、映画『アイ・アム まきもと』など
写真・木村哲夫