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総額88万円!『鉄人28号 カッパ・コミクス版 全巻』大事なのは付録シール
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.23 06:00 最終更新日:2022.10.23 06:00
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔氏が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!
写写丸(以下、写) 今回もよろしくお願いします。早速ですが、『鉄人28号』ですね。
大崎 光文社の月刊誌「少年」で連載が始まったのが、昭和31年。これは昭和33年から刊行された単行本全7巻と、昭和40年から全20巻刊行されたカッパ・コミクス版です。
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写 超貴重品ですね!
大崎 このシリーズは、光文社以外からも何度か刊行されていますが、これは正真正銘のオリジナル版です。
写 以前紹介していただいた『鉄腕アトム』のコレクションもそうでしたが、このコミックスに巻いてある、シールつきの帯が大事なんですよね。
大崎 そのとおり。付録のシールは、読者である子供たちが貼ってしまうので、現存するものが少ないんです。私もすべてはそろっていません。
写 しかし、シールがなくても、きれいな保存状態です。
大崎 その後の『ジャイアントロボ』や『マジンガーZ』など、大型ロボットの元祖。日本の漫画史上、非常に重要な作品ですよ。私も思い入れが強いんです。
おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔の昭和アイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める
写真・梅基展央