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ただの歯周病から死に…“加齢”でスルーしてはいけない、名医たちが警告する「大病のサイン」

ライフ・マネー 投稿日:2023.01.12 06:00FLASH編集部

ただの歯周病から死に…“加齢”でスルーしてはいけない、名医たちが警告する「大病のサイン」

口の中で炎症が起きる歯周病。

 

 写写丸世代に頻出する “体の不調”……「俺も年取ったなあ」とスルーするのは厳禁。名医でも見逃しややすい、大病のサインがあるのだ。

 

 ゲップ、抜け毛、湿疹、痒み……これらも、軽視できない危険な兆候になり得る。

 

◎“やたら喉が渇く” 調べたら膵臓がん
(函館稜北病院総合診療科 舛森 悠医師)

 

 

糖尿病の患者さんが薬をもらうための定期受診に訪れた際、『やたら喉が渇く』とお話しされていました。検査してみると血糖値がわずかに悪化していたので、栄養指導と血糖値を下げる薬を1種類追加して経過観察としていました。それから4カ月後、また検査すると、さらに数値が悪化していたんです。原因を突き止めるために、腹部エコーとCT検査をおこなったところ、膵臓がんであることがわかりました。

 

 膵臓がんは発生しても、なかなか兆候が表われず発見しづらいもの。しかし、こうしたケースはけっして稀ではないので、『喉の渇き』というサインを見過ごしてはいけないと思います」

 

◎“取ろうとしたほくろ” じつは皮膚がん
(アマソラクリニック 細井 龍院長)

 

「ほくろを取る手術は、美容整形の世界ではメジャーな手術ですが、じつはほくろががんだったというケースは少なくありません。がん研有明病院形成外科に勤務していた時代には、そうした患者さんが一般のクリニックから紹介されてきました。

 

 怪しいほくろは、除去せずに大学病院に送るのが一般的です。目で見て診断するものではなく、病理検査に出して診断するものなのです。医師の経験が浅かったり、忙しい場合は気づかれない場合があると思います。ほくろが、いびつな形であったり、肌との境界がぼんやりしていて色が不均一で、直径が6mm以上の大きさといった特徴がある場合、皮膚科専門医を受診することをおすすめします」

 

◎“ただの歯周病” から死に
(オレンジ歯科 村上明日香院長)

 

「歯周病は軽視されやすいわりに、危険な病気なので注意が必要ですね。歯が痛いといって受診すると、じつは虫歯ではなく歯周病というケースは多いです。歯周病菌によっては心内膜炎などを起こし、死に至ることもあります。

 

 また、口腔内のことでいえば、口内炎が長引き、痛みはないけど念のため受診したという患者さんが、口腔がんだったというケースもあります。初期の段階では痛みが少なく、痛みを自覚したときにはすでにがんは進行していたなんてことも。舌や歯肉の盛り上がり、硬いしこり、長引く口内炎などの症状には注意が必要です。歯周病や口腔がんの場合、喫煙者の方は特にリスクが大きいので注意してください」

 

◎“視界に黒い点々が……” 網膜剥離で失明する
(ルクスアイクリニック代々木上原 河本立徳院長)

 

「明るいところや白い壁などを見たときに、目の前を黒い糸くずやゴミのような物体が飛んでいるように見える状態を飛蚊症と呼びます。多くの場合、飛蚊症は一種の老化現象のようなものです。ところが、視界に見える黒い物体の数が急激に増えた場合、怖い病気のサインの可能性があります。とくに気をつけたいのが、網膜に穴が開いてしまう網膜裂孔や、網膜に穴が開いて水が入り込み、網膜そのものが剥がれ落ちてしまう網膜剥離です。

 

 これらは放置すると、最悪の場合、失明してしまいます。飛蚊症が急激に悪化した場合は、過去に医師から問題ないと言われていたとしても、あらためてすぐに眼科を受診するようにしてください」

 

◎ “コロナの発熱かと思ったら……”HIVだった
(宮田胃腸内科皮膚科クリニック 宮田直輝院長)

 

「41歳の男性で2週間ほど発熱があり、インフルエンザや新型コロナウイルスの検査をしても陰性だったという男性がいました。風邪などの症状がないにもかかわらず熱が続くため、これは何かあると感じ、詳しい検査をおこなったところ、HIV陽性が検出されました。

 

 その後、大学病院を紹介し、現在も治療を続けています。HIVは海外と比べると日本国内では症例が少ないため、熱があるからといって疑われることはあまりありません。実際、見過ごされている例はほかにもある可能性があります。発熱といえば新型コロナウイルスと思いがちですが、ほかの感染症や病気を疑うことも重要ですね」

 

◎ “しこりができた” じつは豊胸用ジェルが原因
(東京美容外科新宿院 冨田壮一院長)

 

 近年、美容整形の世界で見過ごされがちな “症状” をめぐり、新たな問題が起きている。

 

「アクアフィリングという豊胸用のジェルによる合併症です。私が診た患者さんは、最初は腹部や鼠径部にしこりがあり、皮膚科を受診されました。しかし原因がわからず、外科や婦人科など複数の診療科にまわされた後、アクアフィリングが体内を移動してしこりができていたとわかりました。

 

 最近は、アクアフィリング注入による豊胸の健康被害が後を絶たないのが現状です。日本美容外科学会を筆頭に複数の学会が、アクアフィリングの使用を控えるよう訴えていますが、依然として施術しているクリニックがあります」

 

◎ “ゲップが続く” が稀有な肺がん(胸部がん)だった
(レーザースキンクリニック勤務 青柳泰史医師)

 

「ある患者さんが喉の詰まり、嘔吐、ゲップに悩まされていました。ほかの病院で逆流性食道炎という診断が下され、胃薬を処方されていました。1カ月くらい経過観察をしていましたが、徐々に悪化してきて咳が止まらない、呼吸困難、息切れ、階段の上り下りが難しくなってきた……ということで受診されました。

 

 検査の結果、非常に稀な肺の悪性腫瘍と診断が下されました。世界的にも100例ほどしか症例がなく、平均生存期間が6.75カ月という稀有な病気です。誰もが経験したことがある症状ですが、治療法も確立されていない難しいがんだったとは、衝撃を受けましたね」

 

◎ “抜け毛が多いと思ったら……” バセドウ病AGA
(スキンクリニック 西垣 匠院長)

 

「抜け毛に悩んでいるという30代の女性が来院されました。問診票には、抜け毛の悩みが一番で、次に動悸がすると書かれていました。すでに、ミノキシジルなどの治療薬を服用していたら別ですが、動悸がするのはおかしいです。そこで詳しくお話を聞くと、じつは疲れやすく汗もかきやすくなったように感じるとのことでした。また、外見的に若干眼球が突出していたので、これはバセドウ病の可能性が高いと判断し、内科を受診してもらうようにしました。

 

 加齢とは別に、甲状腺の疾患で抜け毛の症状が出ることがあるので、ほかの症状があれば医師に伝えましょう。私も、曖昧なまま治療しないように気をつけています」

 

「こんな些細なことが大病の原因になるなんて……」とおびえる読者も多いはず。

 

「心臓病などの大病が見逃される場合、原因のひとつは『放散痛』にあります。感覚神経のほとんどは、太い束となって脊髄に繋がっています。そのため、心臓が痛みを訴えているはずなのに、その信号が別の神経に移ってしまうのです」(竹内内科小児科医院 五藤院長)

 

 今回取り上げた以外にも、気になる症状があれば病院に行くべきだ。

 

「何科を受診するか迷った場合は、消防庁がおこなっている救急安心センター事業(♯7119)に相談するか『総合診療科』を標榜する病院に行けば、大半の疾患に対応してくれるはずです。臨床現場では、患者さんが診察室を出ようとしたときに思い出したように話したエピソードが、診断のきっかけになることもあります。医療業界では、これをドアノブ・クエスチョンといいます。どんな大病であっても、初期症状は些細なものです」(函館稜北病院総合診療科 舛森医師)

 

 今年も健康に過ごせますように!

 

取材/文・吉澤恵理(医療ジャーナリスト)

( 週刊FLASH 2023年1月24日号 )

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