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樺沢紫苑の『読む!エナジードリンク』私が「大麻の解禁」に絶対反対する理由

ライフ・マネー 投稿日:2023.02.13 06:00FLASH編集部

樺沢紫苑の『読む!エナジードリンク』私が「大麻の解禁」に絶対反対する理由

大麻の吸引は「絶対ダメ!」

 

 1月22日から4日間、タイのバンコクに行ってきました。3年ぶりの海外旅行です。コロナ禍になってから初めての海外旅行で得た気づきを、6つお伝えしたいと思います。

 

■(1)みんなマスクをしていた!

 

 バンコク市内では、8割以上の人がマスクをしていました。していないのは欧米からの観光客くらいです。

 

 

 そんな観光客も、電車の中ではまわりの雰囲気を察してか、慌ててポケットから新品のマスクを取り出して着けていました。ホテルのスタッフ、飲食店の店員、タクシーの運転手も、私が見た限り、100%マスク着用です。

 

「国民の大多数がマスクをしている国は、世界中で日本しかない」という書き込みをSNSでよく見かけますが、それが先入観による断定であることがよくわかります。

 

 いずれにせよ、バンコクでのマスク着用率の高さには、驚かされました。

 

■(2)タイはエネルギッシュ

 

 私は今回初めてタイを訪れたのですが、その印象は、とてもエネルギッシュであるということ。街を歩いていて、あちこちで活気、活力を感じるのです。

 

 日本人の年齢の中央値は48・36歳で、モナコ、セントヘレナに次ぐ高さ。比べてタイは40・1歳と、日本よりも10歳近く若い(2020年のデータ)。それが、タイに活気や活力を感じる理由でしょう。東京の街を歩いていて、「活気がない」とは思わないものの、バンコクに比べると、街のあちこちからあふれ出るようなエネルギーまでは感じられません。

 

 日本は世界で最も少子高齢化が進んでいる国です。10年後、日本の少子化、高齢化はさらに進むでしょう。岸田首相は「異次元の少子化対策」を謳(うた)っていますが、早急に実現させる必要があります。

 

 子供や若者の数が少なくなると、活気が生まれないだけではなく、消費も伸びないし、国を支える人材も出てきません。「若者が国を牽引していく」という現実を、タイの街から感じました。

 

■(3)本場のタイ料理は美味しいが……

 

 グリーンカレーとガパオが大好きで、月に数回は食べる私としては、本場のタイ料理は今回の旅行の最大の楽しみでした。

 

 今回、庶民的な店から高級レストランまで、いろいろな店でタイ料理をいただきました。感想は「ハーブがフレッシュ!」。タイ料理の特徴は、パクチー、レモングラス、バジルなどの生のハーブをふんだんに使うこと。ハーブのフレッシュ感は、日本で食べるタイ料理とは一味違うな、と感じました。特にレモングラスは、多くの料理に使われていて、爽やかな酸味を演出しています。

 

 バンコクでは、いたるところに飲食店や屋台が並んでいました。タイ人の食に対するこだわり、貪欲さに関しては日本人と同じものを感じました。食材としては、シーフードや野菜が豊富で、サッパリとした味付けのものが多い。タイ料理は日本人の口に合うなと感じました。

 

 しかし、私が思ったのは、日本で食べるタイ料理も本場の味と比べて遜色(そんしょく)ない、ということです。イタリアやインドに行ったときも同じことを感じましたが、日本の各国の料理店の水準は非常に高い。世界の美味しい料理を、日本にいながら食べられるわけですから、日本の「食」ってすごいなあ、日本ってありがたい国だなあと、感謝の気持ちが湧き上がってきました。

 

( 週刊FLASH 2023年2月21日号 )

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