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神奈川では1皿8800円のビックリ皿が! 47都道府県「ご当地回転寿司店」【関東編】
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.01 06:00 最終更新日:2023.04.03 17:43
大手チェーンが相次いで見舞われた“寿司テロ”。連日、テレビに出演し、業界を励まし続けてきたのが回転寿司評論家・米川伸生(のぶお)氏(56)だ。
自動化された気楽な店もいいけれど、目の前で職人が地魚を握る、地域密着の店もまたよし。“地元民がこっそり通う”名店と、その時季にその土地に行かなければ食べることができない「ご当地回転寿司【関東編】」を、全国5000軒以上回った米川氏が紹介する!
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海ナシ県の群馬からは、黒豆納豆や赤城牛など、ご当地食材をこれでもか! と使った「群馬いちもん金沢まいもん」(伊勢崎市)の「上州かかあ天下」を。地元の老舗企業とコラボして創作したオリジナルの寿司は、唯一無二の出来栄え。「これぞ、ご当地回転寿司!」と感嘆せずにはいられない。これからがいちばん楽しみな店だ。
同じく海ナシ県の栃木は、「すし華亭」(宇都宮市ほか)の「前日光和牛ローストビーフ」がエントリー。回転寿司では、おいしいローストビーフ寿司に出会えることはないだろうと思っていたが、肉の旨さと酢飯との相性のよさに思わず脱帽。これは考え抜かれている。海ナシ県にもすごい店があるもんだ。
そして、海ナシ県のラスボス・埼玉からは“業界最高コスパ”の「磯の入魂刺し盛り」を! グルメ回転寿司のパイオニア「磯のがってん寿司」(さいたま市ほか)ならではの豪華&ボリューミーな陣容で、お酒がすすむこと間違いなし!
茨城の冬は、あんこう一択。東日本で唯一、ドライブインにある回転寿司店「一平鮨」(日立市)には、市場も併設されており、観光客にも人気のスポット。もちろん、寿司は「あんこうの昆布〆」で!
千葉からは、デカネタ寿司の総本山「しまたけ水産」(銚子市)の「大たこ」を。皿をはみ出すキングサイズで、破壊力がすさまじい。最近は提供していないと聞くが、復活を待つ。
首都・東京を代表するのは「廻転鮨 銀座おのでら本店」(渋谷区)の「やま幸本まぐろ大トロ」。ご存じ、マグロの初競りで有名な「オノデラグループ」の回転寿司店で、本格的な江戸前寿司が手軽に食べられるとあって、若者にも好評。
相模湾の海の幸が豊富な神奈川には、“変態回転寿司店”として全国に名を轟かせる「あじわい回転寿司 禅」(小田原市)がある。こちらは、フレンチメニューとアルコール類の数が飛び抜けており、フォアグラ、ウニ、イクラを使った8800円の「強烈!!メタボ巻き寿司SP」など、寿司メニューも変態的。オーナー・西尾明氏のマシンガントークも、お客さんの大好物だ。
※価格は2023年3月28日現在、すべて税込み。今回、紹介する「ご当地寿司」には、数量や提供季節が限定される商品も一部、含まれます。
文・回転寿司評論家 米川伸生
1999年から評論家活動を始め、2007年『TVチャンピオン2「回転寿司通」選手権』(テレビ東京系)で優勝。メディア出演、セミナーや講演、メニュー開発など、幅広く回転寿司に携わる