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総額50万円!ドラえもん初版の数々…第41巻が“幻”と呼ばれるワケとは
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2023.05.14 06:00 最終更新日:2023.05.14 06:00
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔氏が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!
写写丸(以下、写) 昭和連載を楽しみ、懐かしむ連載です。
大崎 さっそくですが『ドラえもん』(小学館)の全45巻をご紹介します。『ドラえもん』は、1970年から「小学一年生」(小学館)で連載が始まり、コミック化されたのは1974年からです。
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写 外国語版もあるんですね。
大崎 海外、特にアジアで人気が高いんです。ハングルやカンボジア語もありますよ。
写 ん? 第1巻が何冊もありますけど?
大崎 最初は「藤子不二雄」名義ですが、途中から「藤子・F・不二雄」名義になるんです。あとは、カバーに使われている紙が変わっています。
写 う~ん、細かい(笑)。
大崎 基本は初版で、そのほかレアな一冊を集めて、ようやくここまで来ましたよ。おもしろいのは、写真中央左の第41巻です。
写 あ、途中からページが逆さまに!「乱丁」ですね。
大崎 はい、「幻の第41巻」。ほとんど回収されましたが、初版のうち、いくらかは出回ったわけです。これも、昭和のみならず世代を超えた国民的人気漫画の貴重な資料ということでコレクションしました。
おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める