「都市部に住む金持ちの道楽」「考え方は素敵」稲垣えみ子氏がNHKで語った「シンプルライフ」に賛否

 

　7月21日のNHK『あさイチ』に、元朝日新聞記者の稲垣えみ子氏が出演。1カ月の電気料金が197円という“究極のシンプルライフ”について語った。

 

　冷蔵庫やエアコン、洗濯機、テレビ、電子レンジ、そしてガス契約までもがない生活。しかし、最低限の家事で暮らす豊かさもあるという稲垣氏。家事が楽になれば、老後の不安も解消すると語った。

 

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　SNSには

 

《稲垣えみ子さんのライフスタイルはなかなか真似するのは難しいけれど、考え方はとても素敵だと思う》

 

《節約のためじゃなくってところがいいなぁ。生き方として、取捨選択した結果行き着いた、好きな生活スタイルが今ってことでしょ》

 

　など、考え方や暮らし方に共感する声が。ただその一方では

 

《稲垣さんは確かに楽しそうだったけど、特異なn＝1をテレビで持て囃すのは違うと思う。ましてこの猛暑日に冷房、冷蔵庫なしは絶対無理。体力ない人は、熱中症か食中毒になる》

 

《「4軒くらい手持ちのカフェがある」ってセリフが象徴的だけど、公共施設や商業店舗を手軽に使うミニマリズムってのは都市部に住む金持ちの道楽ですわ》

 

　などの声も少なくない。とくに多いのが、

 

《いやいや、今の夏はエアコンなしは無理って言うか、やめた方がいいよホンマに　真似する人出てくるからこれは紹介するのやめた方がいい》

 

《究極のシンプルライフ（）という名の道楽…この暑さでエアコンなし、死ぬど？》

 

《このご時世にこの人選はどういうことなんだろうね…　熱中症で毎日誰かが倒れてるのに節電推奨されても困るのよ…　ただでさえお年寄りとかエアコン使うの嫌がるのに…》

 

　と、模倣した人が熱中症になるのを心配する意見だ。

 

　番組内では、MCの博多大吉が「この季節、気になるのはエアコンが……」と疑問を呈すると、稲垣氏は「10年くらいエアコンを使っていないんですけど、ぜんぜん平気になりました。（身体が）慣れたってことなんですけど」と説明。また、昼間に近くのカフェで仕事をしている様子も紹介された。

 

　視聴者から寄せられた「寒さはどうしているのか？」という質問には、「火鉢。でもまったく暖かくないんです。寒いは寒いですが、火があるとないでは精神的に違います」と回答。また「銭湯は数日に1回、石鹸もシャンプーも使わない」というスタイルには、博多華丸も「山下清みたい」と驚いた様子だった。

 

　一般的にはなかなかハードルが高そうな“シンプルライフ”。7月20日に気象庁が発表した1カ月予報では、7月26日ごろから、平年より「かなり高温」になる見込みだとされており、“エアコンなし”は真似をしないほうがよさそうだ。

( SmartFLASH )