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「カメムシ大量発生」に悩まされる2023年の日本列島 21県に「注意報」発令、2mmの隙間から室内に侵入も

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.18 20:20 最終更新日:2023.10.19 12:26

「カメムシ大量発生」に悩まされる2023年の日本列島 21県に「注意報」発令、2mmの隙間から室内に侵入も

家屋でよく見かけられるクサギカメムシの一種(写真・AFP=時事)

 

 2023年の秋、悪臭を放つカメムシ類が、全国的に大量発生しているという。都内に住む本誌記者の自宅にも、突如、カメムシ(ツヤアオカメムシ)が出現した。

 

 調べてみると、農林水産省は8月末に、「青森県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、千葉県、埼玉県、石川県、岐阜県、愛知県、島根県、山口県、高知県、大分県」の14県に「カメムシ注意報」を発令。その後、「秋田県、京都府、和歌山県、鳥取県、佐賀県、熊本県、鹿児島県」が追加され、現在、合計21県に注意報が出ているのだ。東京は含まれていなかったが……。

 

 X(旧Twitter)で「カメムシ大量発生」で検索すると、多くの被害報告が寄せられている。

 

 

《今年カメムシ大量発生とは聞いてたけど、、、この量は聞いてない、、、》

 

《昨夜もカメムシ大量発生。そして朝になると集団自決。不気味すぎる》

 

《カメムシ大量発生に伴い、網戸に虫除けスプレーしまくったら、朝網戸の下が大変なことになってる。。。》

 

といった複数のポストが、写真や動画とともにあがっている。場所も街灯の下だったり、コンビニの入口付近、またはマンションのなかといった具合に、さまざまだ。

 

 今回、注意報が発令されたのは、コメの品質を低下させる「クモヘリカメムシ」「イネカメムシ」などの「斑点米カメムシ類」に対して。これらは法律に基づく「有害動物」にも指定されている。専門家によれば、斑点米カメムシ類は春から夏にかけて繁殖を繰り返すため、初夏から気温の高い日が長く続いた2023年は、1年間の世代交代が増えたと見られている。

 

 平たい体のカメムシは、わずか2mm程度のすき間からでも、室内に入ってくるという。注意報の出ていない地域でも、いつか出てくるかもしれないという心構えは、しておいたほうがよさそうだ。

( SmartFLASH )

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