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総額8万8000円!時代を感じる「1970年代のタクシーメーター」

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2024.01.07 06:00 最終更新日:2024.01.07 06:00

総額8万8000円!時代を感じる「1970年代のタクシーメーター」

 

 コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔氏が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!

 

写写丸(以下、写) これは…タクシーメーター!?

 

大崎 はい。さる知人から入手しました。1975年から1985年あたりに使われていたものです。

 

 

写 側面に「基本料金400円」の文字がありますね。

 

大崎 東京の初乗りは、1979年に380円。1981年に430円になっていますから、東京以外のどこかで使われていたということでしょう。タクシーメーターは、いくつかのメーカーが製造していますが、これは「二葉計器」製。現在も、タクシー関連製品を作っている専業メーカーです。

 

写 客が乗車すると、この旗部分が倒れるんですよね。

 

大崎 昔は、ドライバーが手動で倒していました。今でも、ついつい「メーター、倒し忘れないで」って言ってしまうことがあります(笑)。

 

写 今はほとんどデジタル表示ですからね。このメーターも、横に倒すときちんと「空車」から「賃走」の表示に変わります。重厚でしっかりした造りです。

 

大崎 平成初期は、まだ初乗り470円でしたが、1995年には650円まで上がりました。景気がよかったのでしょう。タクシーメーターを通じて、時代の移り変わりを感じることができます。

 

おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める

 

写真・梅基展央

( 週刊FLASH 2024年1月2日・9日・16日合併号 )

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