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【ニャイス・トゥー・ミート・ユー!】幸運を呼ぶ白ねこ

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2017.12.02 11:00 最終更新日:2017.12.02 11:00

【ニャイス・トゥー・ミート・ユー!】幸運を呼ぶ白ねこ

 

 嘉手納空軍基地がある沖縄市の中心地・コザに、「幸運を呼ぶ」と評判の白ねこがいる。一番街商店街で縁起物の店「優心」を営む新川秀雄さんの飼いねこ・チロだ。真っ白な毛並みに、左右で目の色が違う「オッドアイ」が彼女のチャームポイント。

 

「チロとの出会いは2012年の正月。店の近くでうずくまっていました。生後2週間くらいで、衰弱して元気がなかったので、店舗兼自宅のここに連れて帰ったんです。段ボールの下にカイロを敷いて体を温め、スプーンでミルクをあげてね。しばらくすると、部屋の中をあちこち歩き回るほど元気になりました」(新川さん・以下同)

 

 世話をしているうちに、新川さんはあることに気づいた。すぐそばで掃除機をかけても、普通のねこのように逃げ出したりしない。フライパンを打ち鳴らしても無反応。チロは生まれつき、耳が聞こえない状態だったのだ。「保護した以上は、どんなことがあっても責任を持ちたい」と、新川さんはチロを飼うことに決めた。

 

 できるだけ自由にさせてやりたいが、チロにとって店の周囲を歩き回るのは危険だ。そこで新川さんはチロに長いリードをつけ、店の前を5メートルほどなら歩き回れるようにした。朝はリードをつけて近くを散歩するのも日課だ。

 

 こうしてチロが店の前に佇むようになると、次第に商店街の注目を集めるようになっていった。外国では、オッドアイのねこはその珍しさから「ラッキーキャット」と呼ばれている。基地で働くアメリカ人からも大人気だ。

 

「実際、あるとき60代くらいの女性が店にやってきて、『チロを撫でたら、ぜんぜん当たらなかった宝くじがついに当たったのよ』と、お礼に5000円を置いていったことがありました」

 

 その神秘的な目で、チロは人々の幸福を見つめているのかもしれない!

 

(週刊FLASH 2017年9月12日号)

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