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「糖尿病は健康管理の役に立つ」室井佑月さんが語る理由…罹患して16年、3カ月に1回は二郎系ラーメンも

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2024.10.27 06:00 最終更新日:2024.10.27 06:00

「糖尿病は健康管理の役に立つ」室井佑月さんが語る理由…罹患して16年、3カ月に1回は二郎系ラーメンも

「生きていて食べることがいちばんの楽しみ」と室井佑月さん

 

 糖尿病は、自覚症状が出たときにはかなり進行しているもの。もし似た自覚症状があれば、一刻も早く病院へ!

 

「35歳のときに膵臓に腫瘍ができて、膵臓を3分の2、脾臓はぜんぶ摘出しました。インスリンを作る機能をほぼ失ってしまったので、『いずれ糖尿病になる』とお医者さんに言われていたんですけど、すっかり忘れていたんです」

 

 室井さんは警告を受けていたものの、生活習慣を変えることなく過ごし、3年後に異変が起きた。

 

 

「どんなに食べても太らないので、友人たちに『異常だ』と言われて、血液検査を受けてみたら糖尿病と診断されました。毎日だるさを感じていたのが、糖尿病の症状だったのか、お酒によるものなのかはわかりません」

 

 以来、この16年間は毎朝、血糖値の計測とインスリン注射を続けている。

 

「低血糖になると道路で倒れたりしてしまうので、スティックシュガーを持ち歩くようになりました。注射はおなかに打つんだけど、全然痛くありません。私の想像では、きっと注射が嫌いな町工場のおじさんが、痛くない針を作ったんですよ(笑)。同じ場所に打ち続けると硬くなってくるので、注射する場所は適宜変えています」

 

 室井さんは現在、血液検査、尿検査などを2カ月に1回受診し、乳がんの経過観察中でもある。体調管理は万全といえそうだが……。

 

「うーん、管理できていないこともありますよ。先生にはお酒やタバコを控えるように言われているけど、それができる人だったらそもそも病院に来てない。タバコの量を減らすために、あえてニコチン・タールが重いものに変えたほうがいいと思って『ハイライト』にしたんですけど、今でも本数は変わらず……。人間っていうのはね、うまくいかないんですよ(笑)」

 

 今でも、食事でカロリー制限などはしていないという。

 

「私はご飯とか炭水化物が好きなんです。3カ月に1回は二郎系のラーメンを食べていて、毎回、食べすぎて気持ち悪くなって『二度と食べない』と後悔するけど、また行ってしまう。そのぶん夜は少なくするようにして、丼ものは寝る4時間前に食べるようにしています。生きていて食べることがいちばんの楽しみなので、制限されるくらいなら “いっそ殺してくれ!” って思います」

 

 読者に助言を求めると、少し考えて、こう語ってくれた。

 

「不眠やめまい、体重に違和感があったら糖尿病の可能性があるので、年に1回は血液検査と眼底検査を受けたほうがいいと思います。でも、こうして毎日自分で血糖値を測っていると、けっこう健康管理に役立つんですよ。だって、前の日にすごく深酒すると、明らかにおかしい数値が出るから(笑)」

 

 現在、5人に1人が糖尿病、糖尿病予備軍とされている日本人。五反田内科糖尿病クリニックの伊藤静夫院長に、注意すべき6カ条を聞いた。

 

(1)太っている人は痩せるだけで、リスクは減少します。
(2)スポーツドリンクや炭酸飲料、果汁100%のオレンジジュースなど糖分の溶けた液体は絶対にNGです。
(3)3食の食事以外の食べ物、菓子などに手を出さないようにしましょう。
(4)食事のあとに散歩するだけでも効果は大きいです。
(5)有酸素運動を週3回以上、計150分以上おこなってカロリーを消費することで、血糖値を抑える効果があります。
(6)夕食後、3時間以上空けてから寝るようにしましょう。膵臓も休む時間が必要です。

 

 食後に眠くなったり、20代のころより体重が5kg以上増えている人は要注意。まずは血液検査をやってみよう!

 

むろいゆづき
1970年生まれ 青森県出身 ミス栃木、モデル、女優、レースクイーン、銀座のクラブホステスなどの職業を経た1997年、「小説新潮」の「読者による『性の小説』」に入選し、作家デビュー。テレビやラジオのコメンテーターとしても活躍中

 

写真・木村哲夫

( 週刊FLASH 2024年11月5日号 )

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