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【ニャイス・トゥー・ミート・ユー!】開運神社のねこ
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.01.13 11:00 最終更新日:2018.01.13 14:22
「堀越さんは、一生に一度の願いを聞いてくださる神さん」
地元・大阪では古くからそんな言い伝えがあるという堀越神社は、聖徳太子が叔父にあたる第32代崇峻天皇を偲んで造営。開運パワースポットとしても有名だ。
この神社で飼われているのが、サスケ。2006年に生まれ、社務所の屋根裏から壁の隙間に落ち、床下で鳴いていたところを、宮司の橋本光隆さんに救われたのだ。
「どこからか、ねこの赤ちゃんの鳴き声がして。床と壁を壊して助け出したんです。まだ歯も生えていないような子ねこで、少し贅沢なフードをたくさん食べさせて育てました」(橋本さん)
やんちゃなサスケは、餌をやる橋本さんにも嚙みついたりするなど大暴れ。室内飼いしているにもかかわらず境内に出てしまい、野良ねこと大げんかして、傷だらけになって帰ってくることもよくあったという。
そんなサスケを橋本さんはかわいがり、2007年にはブログを立ち上げて、日々の暮らしをつづるようになった。するとその愛情あふれる内容が評判になり、次第にサスケは参拝者の人気者に。
「社務所の窓から外を窺っている姿を見て、参拝者が『かわいいねこちゃん、いてるわ!』と。でも、女性には体をさわらせるのに、男性にはほとんどさわらせず、嚙むこともあるんですよ」(橋本さんの叔母の節子さん)
女性でも、しばらくさわらせると飽きてしまい「もうええやろ!」と言わんばかりに去っていってしまう。そんなツンデレぶりも魅力になっている。
2016年末、橋本さんは下咽頭ガンの手術を受け、約1カ月の入院を経て復職した。術後の経過は順調だ。橋本さんが入院中、サスケは橋本さんが不在の部屋を見ては、どこにいったのかと気にかけていたという。きっと、ご主人さまの健康を願っていたにちがいない。
(週刊FLASH 2017年10月31日号)