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お値段9万8000円!14インチ白黒ブラウン管「ゼネラルテレビ」
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.15 06:00 最終更新日:2024.12.15 06:38
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!
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写写丸(以下、写) すごく歴史を感じさせますね!
大崎 1950年代中ごろに発売された八欧電機(現・富士通ゼネラル)製「ゼネラルテレビ」です。14インチで白黒のブラウン管。販売当時の外箱も残っていますよ。
写 博物館に置いてあってもおかしくないほどですね。当時のテレビは、高価なものだったのでしょうか。
大崎 力道山が広告塔を務めた、この機種より一世代後の商品カタログを入手しました(右下)。それによると、安くて約7万3000円です。初任給が1万円を切る時代ですから、かなりの高額商品です。
写 どのような方が購入していたのでしょう。
大崎 当時のテレビ普及率は10%前後。町内会長の家や、町の集会場にしかテレビがない時代です。テレビを観るために皆がそこに集まる、懐かしい光景が目に浮かびます。
写 1954年まではNHKと日本テレビしかなかったとか。
大崎 1959年からは東京タワーが電波塔として、すべての放送電波を流していました。私はカラーテレビの世代ですが、液晶で薄型のテレビが主流となった今、この重厚感のあるブラウン管テレビに味わいを感じます。
おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める
写真・梅基展央