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お値段1万円!伝説のボードゲーム「バンカース」
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2025.01.12 06:00 最終更新日:2025.01.12 06:00
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!
写写丸(以下、写) 人生ゲームや、モノポリーに似たボードゲームですね。
大崎 1953年にはなやま(現・ハナヤマ)という玩具メーカーが発売したボードゲーム・バンカースの貴重なオリジナル版です。モノポリーの日本での発売は1965年、人生ゲームは1968年の発売ですから、この手のゲームでは最初期のものです。価格は確か200円程度。駒もボードもシンプルです。
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写 でも、ルールブックはかなり複雑そうです。
大崎 サイコロを振ってボードを周回しながら給料をもらい、止まったマスの土地を買って家を建てます。他人が自分の土地に止まると、収入を得られる仕組みです。臨時収入や支出が発生する、イベントカードもありました。今やっても抜群におもしろいです。
写 土地が実名なのもいいですね。銀座の地価が高いのは、今と変わらないようで……。
大崎 子供ながらリアルに感じました。大人も夢中になっていましたよ。お正月に集まった親戚のおじさんたちが、少額のお金を賭けて遊んでいたりして(笑)。こたつを囲んでわいわいがやがや、いい時代でしたね。
おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める
写真・梅基展央