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【ニャイス・トゥー・ミート・ユー!】カフェの「散歩好き」ねこ
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.02.03 11:00 最終更新日:2018.02.03 11:00
高田馬場駅近くの、静かな路地裏に佇むカフェ兼ギャラリー「ROCKETIIDA(ロケッティーダ)」。その入口脇の窓から、じっと外の様子を眺めているのが、看板ねこのたまごだ。ここ最近の寒さで毛の密度が増し、名前さながら卵のように丸みを帯びて、モコモコとした姿を見せている。
「人見知りせず、お客さんに抱かれても嫌がりません」(オーナーでイラストデザイナーの立花ミントンさん)
じつはたまご、ねこにしては珍しい「散歩好き」という一面を持つ。
「多い日は1日3回、ハーネスをつけて出かけるのが日課です。マイペースに近所を歩いて、ときどき立ち止まってぼーっとしたり」(立花さんの妻で陶芸家のタイラミホコさん・以下同)
店内には立花さんのイラストがプリントされたTシャツや、タイラさんの陶器など、夫婦の作品が並ぶ。ねこの写真展を開催することもあり、たまごとの出会いも、写真展開催中のことだった。
「2009年3月のこと。ガラス戸の外から、見たことのない野良ねこが、お店を覗いていたんです。『ねこがねこの写真展を見に来たよ!』なんて笑いながら扉を開けたら、そのままスーッと入ってきて。その後、ごはんをあげてもいないのに毎日、お店に来るようになり、結局、ウチで飼うようになったんです」
不思議な出会いから8年。今では夫婦ゲンカの仲裁役も買って出る。
「2階の住居でケンカしていると、1階から『やめてよー!』と訴えるように、大声でニャーニャーと鳴くんです。それでもやめないと、ダダーッと上がってきて、私の顔を見て『ニャー!』、夫の顔を見て『ニャー!』って。さすがにケンカは終わりです(笑)」
たまごの毛並みには、人を和ませる力があるのかもしれない!
(週刊FLASH 2017年11月21号)