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【ニャイス・トゥー・ミート・ユー!】乗馬クラブのねこ
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.02.10 06:00 最終更新日:2018.02.10 09:31
「発進はいいですよ。膝をもっと伸ばして!」
屋内馬場でレッスンを受ける女性に、インストラクターの声が飛ぶ。そんな光景を土の上に横たわりながら眺めているのは、乗馬クラブ「エルミオーレ茨城」の飼いねこ、ハチワレ柄のグリコ。兄弟でサバトラ柄のアンソニーとここで暮らし、人気者となっている。
2匹が生まれたのは約6年前。当時、クラブの敷地内にすみついていたねこが、4匹の子を産んだ。ところが、母ねこは子育てが終わると死んでしまい、父ねこもどこかへ行ってしまったという。残された4匹のうち、2匹は乗馬クラブの会員にもらわれていき、グリコとアンソニーの2匹がクラブで育てられることになった。
「私がここに赴任してきた4年前には、すでに2匹は会員さんにも馴染んでいました。グリコは、狩りが大好きな野生児。ネズミをはじめ、モグラ、カエル、バッタ、鳥など、敷地内を自由に駆け巡って捕まえています。厩舎の中に出るネズミは、おかげでかなり減りました」(乗馬クラブ責任者の松岡宏さん・以下同)
アンソニーも狩りはするものの、おとなしくてバッタ専門。会員のなかには2匹におやつをあげようと、ねこ用のフードをポケットに忍ばせている人もたくさんいる。アンソニーは、そんなおやつをくれそうな人の後ろをついて回る、おねだり上手な性格だ。
「馬が好きな人は、ねこも含めて動物好きな方が多いですからね。1日乗馬体験に来られた方のなかには『グリコとアンソニーが出迎えてくれたので、正式に入会します』というメンバーもおられます」
体幹を鍛えられると、注目されている乗馬。ねこの癒やし効果も加われば、さらに健康になれるかも!
(週刊FLASH 2017年11月28日号)