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お値段27万円!1951年発売「日本平」記念切手シート

「日本平」記念切手シート
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!
写写丸(以下、写) 富士山が望める静岡県の景勝地「日本平」の切手ですか。
大崎 そうです。記念切手「観光地百選」シリーズの第2弾で、1951年に発売されました。24円切手と8円切手の2種類ありますが、じつはコレクターの間では価値がまったく違うんです。どちらのほうが貴重なのか、わかりますか?
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写 うーん、どちらも綺麗な切手で、判断がつかないです。
大崎 右側の24円切手のほうなんです。一時は、1枚あたり2万4000円まで値上がりしましたよ。高額なことで有名な「見返り美人」「月に雁」と並ぶ、日本のプレミアム切手の代表格です。
写 しかし、なぜそれほど高価なのでしょうか。
大崎 発売当時はそれほど人気がなく、実際に切手としてよく使われていたので、現存枚数が少ないんです。しかしその後、何度めかの切手収集ブームが到来。美しい富士山の絵と相まって高騰しました。
写 未使用の切手シートというのもポイントが高そうです。迫力がありますね。
大崎 昭和の切手少年たちが憧れた一枚です。大人になった今でも、眺めるだけでワクワクします。
おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める
写真・梅基展央