お値段10万円！スタイリッシュな1981年「ウォークマンII」

 

　コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!

 

写写丸（以下、写）　スタイリッシュなデザインです！

 

大崎　連載2回めではソニーの初代ウォークマンを紹介しましたが、これは初代の約3年後、1981年2月1日に発売された「WM-2」、通称 “ウォークマンII” です。ブラック、シルバー、レッドの3色すべて揃っています。

 

写　初代と比べると、かなりコンパクトですね。

 

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大崎　小型化・軽量化され、カセットテープとほぼ同じサイズまで、小さくなりました。とくに注目していただきたいのは、右上のアクセサリー。これをつけたのが右下のレッドですが、ズボンのベルトに通して持ち歩くことができるようになるんです。

 

写　なるほど。ファッションアイテムとしても機能しそうですね。

 

大崎　まさにそのとおり。発売当初は3万2000円と高額で、当時の学生にとっては憧れの1台でした。

 

写　以降、ほぼ毎年のようにリリースされていますね。

 

大崎　やがてカセットからCD、MD、MP3と形を変えていくわけですが、この “II” が新たなライフスタイルを創ったという意味で、もっとも画期的です。

 

おおさききよし
1961年生まれ　株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』（NACK5）など多数のラジオパーソナリティを務める

 

写真・梅基展央