
「名代 富士そば」三光町店
東京を中心に神奈川、埼玉、千葉の1都3県で100店舗以上を展開する、立ち食いそばチェーン店の「富士そば」の正式名称は「名代富士そば」だ。
その「名代富士そば」の公式Xが、7月9日に投稿した内容が話題になっている。
《勘違いされている方も多いですが… ×めいだい富士そば ○なだい富士そば》
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「名代」は、正しくは「なだい」と読むことをアナウンスしたのだ。
この内容が投稿されると、反応が相次いだ。《ずっと『めいだい』だと思ってた》というポストに対して、公式Xは《実は「なだい」でした》と返答。《毎回そうだったってなるので定期的に教えてほしい》に対しては、《定期的にポストいたします》と丁寧に対応。《初めて知りました!(そもそも地方民なので、店舗に行ったこともなければ見たこともないですが)》に対しても、《東京近辺にお越しの際は是非お立ち寄りください》との“神対応”を見せた。
《みょうだいだと思ってました。。。》についても、《実は「なだい」なんです、、、》と繰り返し回答をポスト。そして、公式Xはさらに《なだい、、なだいです!!!》と強調していた。
その後も《知らなかった!》《勝手にみょうだいって呼んでました...。》などと「なだい」の読み方を知らなかったというポストが続いた。しかし、そのなかでこんな投稿があった。
《福岡にある「名代ラーメン亭」も同じ読み方なので覚えました!》
福岡市出身で東京在住の60代の男性会社員は「富士そばはたまに食べますが、もちろん『なだい』と読んでいました」と胸を張り、こう続ける。
「JR博多駅の地下街に昔からある、博多ラーメンのお店『名代ラーメン亭』の読み方が『なだい』なんです。ここは、博多駅にあるラーメン名店街『博多めん街道』ができるはるか昔から博多駅地下街にあって、駅に近くて便利なうえ、何しろリーズナブルで、普通においしいです。
なので、福岡市で暮らした経験があって、それから東京に移ってきた人なら、おそらく富士そばを『なだい』と普通に読める方が多いと思います」
グルメライターが補足する。
「『名代ラーメン亭』さんは、1967年創業の老舗とんこつ博多ラーメン店で、博多駅地下街の開業時からあるそうです。以前は市内のほかの場所にもお店を出していましたが、いまは地下街の店舗のみです。朝9時から開店しているため、地元の方だけでなく、出張族や観光客もよく利用しています。
うえやまとち氏のグルメ漫画『クッキングパパ』にも登場したことがある有名店です。『名代』は『みょうだい』の読み方では、代理の人などという意味ですが、『なだい』と読むと、評判が高いとか、有名な、という意味になります。名代ラーメン亭さんも名代富士そばさんも、それにふさわしい名称ではないかと思います」
今後も、店名の頭に名代(なだい)とつける飲食店は続くのだろうか。