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ドラマ『BG』で注目のボディガード実際の訓練風景に密着
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.03.08 11:00 最終更新日:2018.03.08 11:00
木村拓哉の主演ドラマ『BG~身辺警護人~』が好調だ。ドラマで注目を集める民間のBG(ボディガード)を養成する、国内唯一の2年制警護専門教育機関の「身辺警護SP学院」。実際の訓練風景とは?
●刃物を持つ相手にはこう対処する!
ナイフを持つ相手に “丸腰” で対応する訓練。相手の肘から手首の間を払うように摑み、ねじりながら押さえつけ、膝で肩を固定する。
●軽量・強力な警棒で立ち向かう
「丸腰だから人を守れることもあるんじゃないですか?」
『BG』の主人公・島崎章(木村拓哉)の決め台詞。実際は、警察の許可を得た警棒や刺股などは持てる。警棒は警察のものに比べ軽量なものだ。
●エレベーターは最後に乗り最初に降りる
第2話では、島崎とマルタイ(警護対象者)の裁判官夫人(大塚寧々)がエレベーターに閉じ込められるシーンが。乗るときは中の安全を確認し、マルタイを先に行かせ、降りるときも、まず外の安全確認!
●暴漢襲来! 要人は安全な車内へ
車の乗り降りは狙われやすく、警護の鬼門とされている。ドアを開けたらマルタイの前後でぴったりガード。奇襲された場合は、後ろの警護人はマルタイをとにかく車内に押し込む。即「退避」が基本原則。
●トランシーバーはこう装着する
警視庁のSP・落合義明(江口洋介)や、島崎の上司・村田五郎(上川隆也)も使用するトランシーバー。イヤホンは首を振っても外れないコイル状。マイクは袖口に。通話時の動きを自然に見せる工夫だ。
●座学もみっちり400時間
学院では、座学もみっちり。身辺警護の歴史、主要国の制度、心構えやストーカー規制法など法律も学ぶ。現場に下見に行き、警護計画を練る授業も。すべてオリジナルテキストだ。
●女性BGの需要が増えている!
現実には、菜々緒演じる菅沼まゆのような女性BGはまだ稀少だ。マルタイが女性の場合、男性がつけば目立ちすぎることも。子供の登下校の警護や、ストーカー、DV被害者の依頼が増加しており、女性警護人の需要は大きい。
(週刊FLASH 2018年2月20日号)