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持ち時間9時間の激闘「名人戦」対局者が泊まる部屋は1泊18万円

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.11 16:00 最終更新日:2018.05.11 16:00

持ち時間9時間の激闘「名人戦」対局者が泊まる部屋は1泊18万円

 

「印象深いのは、三浦弘行八段(当時)が羽生名人(当時)に挑んだ第68期名人戦。三浦八段は、終局後立ち上がれず、私が肩をお貸ししました。全身全霊をかけて戦ったのでしょう」と語るのは、ホテル椿山荘東京(東京・文京区)の接客支配人・俵木章浩氏。

 

 2008年から、ここが名人戦第一局の舞台だ。対局室となる「音羽」の間で、持ち時間9時間の激闘が繰り広げられてきた。 この部屋は、ふだんは接待や結納に使われることが多いという。

 

「対局中は、静けさを保つために真上の部屋を空室にしたり、扇子を仰いでいるかなど確認して室温を調整したりと、最大限に気を配ります。朝、昼食の注文をお尋ねするときは、棋士の皆さまの緊張を感じて、お声をかけていいものか、ためらってしまいます」(俵木氏、以下同)

 

 時には、こんな要望に応える。

 

「森内俊之九段が、おやつにバナナを注文されたことがありました。メニューにないものでしたので、走って朝食担当のところに取りに行きました(笑)」

 

 ちなみに、第75期名人戦第一局2日めに佐藤名人が食したのは握り寿司だった。「名人は、おやつのときはいつもカフェラテを飲まれます」。羽生竜王は、昼食にマルゲリータピザを頼むことが多いのだそうだ。

 

 名人戦は、対局が2日にわたるため、翌日の最初に指す手を決めておく “封じ手” がある。もちろん、「“封じ手”を書くための部屋もご用意します」。

 

 そんな名人戦の対局者が泊まるのは、1泊17万8200円(宿泊税別)のデラックスガーデンスイート。

 

「名人には、挑戦者より1、2階上の部屋をご用意します」
(週刊FLASH 2018年4月24日号)

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