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LCCキャビンアテンダントの実態「国内にいるときは合コン三昧」

ライフ・マネー 投稿日:2018.05.22 20:00FLASH編集部

LCCキャビンアテンダントの実態「国内にいるときは合コン三昧」

 

 最近、注目が集まるLCC(ローコスト・キャリア=格安航空)。CAたちに、業界の実態から年収や福利厚生を伝授してもらった。これを読めば、あなたも「LCC」に詳しくなれるはずだ。

 

●LCCの仕事は激務?
「JAL、ANAよりはラクです」

 

「レガシー※は、イヤホンの配布やドリンクサービス、機内パトロールなどがあり、1時間半のフライトが3本もあれば、その日は水分補給もできません。LCCは飲み物が有料。数人しか購入しないこともあるので、その面では楽ですね。
 ただ、到着後の機内清掃も自分たちの業務。屈んだ姿勢をキープするので疲れます」(外資系LCCで働くエレナさん)

 

※レガシーキャリア。JALやANAなどの大手航空会社のこと

 

●年収は大手と比べてどう?
「私は6年めで500万円。実際はピンきりです」

 

 まずは参考のため、レガシーに勤めるmiiさん(20代後半)。「近年は年2回のボーナスに加え、一時金も発生しております。滞在手当や乗務手当なども充実しています。自社便国内線は無料、国際線は提携会社も50〜90%オフです」

 

 一方、外資系LCCのエレナさん。
「入社6年めで500万円程度です。運賃は9割オフで、家族9人、友達1人まで登録できます」
 元CAでグラドルの直井香さんによると「東南アジアのLCCは月給10万円台も。それでもCAになりたい30代日本人女性が、OL時代の貯金を崩して頑張っています」

 

●転職事情は?
「レガシーで飛びたい人は多いです」

 

「やっぱりレガシーで飛んでみたいという人は多いです。でも、海外ベースのLCCは昇進が早く、パーサー(主席旅客係)になると収入もいい。『そろそろ日本に帰りたい』って人以外は転職活動をしなくなってしまいますね」(エレナさん)

 

「私もそうですが、外資FSC※からの転職はよくあります。LCCから来られる方は多くないです。LCCに転職される方はほとんど聞いたことがありません」(miiさん)

 

※フルサービスキャリア。レガシーキャリアと同様、大手航空会社

 

●乗ってよかったキャリアは?
「ジェットスターは実績あるベテランが多いです」

 

「ジェットスターは国内外に就航路線が多く、会社の姿勢に共感して転職した実績のあるベテランの方が多いと、パイロットの方に伺いました」(miiさん)

 

「ジェットスターは遅延が多い印象です。便間が短くてATC※に対応できるほどの余裕時間がないのかなと想像しています。バニラは定時到着が多く、機内販売のデザートもおいしかったです」(エレナさん)

 

※Air Traffic Control。管制官からの待機指示

 

●飲みに行く街は?
「六本木、麻布、恵比寿です」

 

 FSCのmiiさんは、「恵比寿、六本木、麻布、銀座、東京、中目黒など多岐にわたります」。
 LCCのエレナさんは、「東京ですと六本木で飲んでる人が多いですね。地方はホテル近辺。4つ星、5つ星ホテルにも、ビジネスホテルにも泊まります。LCCのCAのほうが、やっぱりビジネスホテルの頻度が高いですね」。

 

●恋愛事情は?
「国内にいるときは合コン三昧。機内恋愛も」

 

「レガシーもLCCも合コン、お食事会は多いです。お相手はお医者様、スポーツ選手、大手広告代理店社員など。外資系だと、現地の日本人駐在員相手の合コンが多いです。恋愛成就される方も多いですが、CAは噂好きですので、音速で広まります(笑)。パイロットはモテるので、つき合うのは大変だと思います」(エレナさん)

 

(週刊FLASH 2018年5月1日号)

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