愛国から幸福ゆき切符
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!
写写丸(以下、写) 愛国から幸福ゆき|。これはいったい何でしょうか?
大崎 切符ですよ。かつて北海道帯広市にあった旧国鉄広尾線の「愛国駅」から「幸福駅」へ向かう乗車券です。
写 なるほど。おもしろい駅名の入った切符なんですね。
大崎 そうなんです。1973年にNHKの番組でこの駅が紹介されると、そこから鉄道ファン以外の人も巻き込んだ大ブームとなりました。1972年に7枚しか売れなかった切符が、1973年には300万枚、1976年末までには累計1000万枚以上売れたのです。写真左のような記念切符も販売されました。
写 すごい! 単純計算で日本国民の11人に1人が買ったことになりますね。
大崎 そうです。私が1975年に自分で購入したものです。
写 値段がバラバラなのも時代を感じさせます。
大崎 とくに1970年代は運賃の大幅な値上げが何度もありましたからね。残念ながら、愛国駅も幸福駅も廃駅となりましたが、縁起のいい観光スポットとして今も人気です。当時の切符ブームを思い出すと、懐かしさがこみ上げてきますよ。
写真・梅基展央
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