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【ニャイス・トゥー・ミート・ユー!】ビリヤード場のねこ
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.07.21 09:00 最終更新日:2018.07.21 10:19
JPBA(日本プロポケットビリヤード連盟)公認の元プロ・大武英樹さんが営む「ビリヤードヤング」は、初心者から競技志向の人まで幅広い層が集うビリヤード場。
ここでアイドル的存在となっているのが、キジトラのねこまちだ。2010年1月、大武さんが、山口県で保護ねこ活動をしている女性から譲り受けた。
「その前の年、店に茶トラのメスねこが迷い込んできて。とても人なつこかったので『ねこむら』と名づけて、看板ねことして世話していたんです。
ところが半年後、突然、飼い主さんが現われて『ずっと捜していたんです。どうもありがとうございました』と言ってねこむらを引き取っていきました。
突然、ねこむらがいなくなってしまい、寂しくて……。それで、ねこの飼い主募集サイトを探し、出会ったのがこの子なんです」(大武さん・以下同)
ねこまちはもともと、山口県内の大学の寮で、学生に餌をもらいながら生きていた。大武さんが引き取ったときは生後4カ月。お店はちょっとした「ねこロス」状態だったため、ねこまちはお客から大歓迎された。
「ビリヤードのプレー中、ねこまちが台の上に上がっていることもしょっちゅうです。が、お客さんは誰も嫌がることはなく、むしろ大喜び。ねこまちがいても、かまわずプレーし続けている方がほとんど(笑)。
ビリヤードは、ボール同士が当たると、パン! という大きな音がします。普通のねこなら嫌がりそうなものですが、ねこまちはぜんぜん動じないんですよ」
ねこまちも心得たもので、絶対にボールにふれたり、配置を変えたりすることはないそう。
「かまってほしいときは、白い手球と狙い球のラインの間に割って入ってきて、居座ることもあるんですよ」
ハスラーならぬ、ハスニャー?
(週刊FLASH 2018年5月29日号)