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大地震で崩落の危機…「老朽化した橋」は全国に1380も!ライフ・マネー 投稿日:2018.10.10 06:00

大地震で崩落の危機…「老朽化した橋」は全国に1380も!

イタリアの崩壊橋(写真・AFLO)


 橋以外のインフラにも老朽化の影が忍び寄る。とくに注目されているのが首都高だ。1964年に開催された前回の東京五輪までに33キロが開通し、総延長の6割以上が開通から30年以上を経過している。しかも、高架橋が全体の76%を占める、きわめて特殊な道路だ。

 

 なかでも、1号羽田線の海上を走る部分は、海水の影響によるコンクリートの剝離や鉄筋の腐食などが、深刻な状況にある。すでに造り替える工事が始まっており、完成は8年後の2026年の予定だ。首都高ではこの部分を含め、5区間で計8キロの大規模更新工事を進めているが、これだけで事業費は3800億円になる。

 

「この事業費を、単純に首都高の総延長の320キロで計算し直すと、約15兆円になります。実際にそのような計画を実行するとなれば、国民の税負担がどれだけになるかもわからない。

 

 現在、日本橋上空の首都高を地下化する計画が出ていますが、本末転倒です。全体の更新費用を負担できるのか、そもそも首都高速道路が必要か、そこから考えるべきでしょう」

 

 橋や道路だけではなく、上下水道、学校の建物や公共施設などのインフラも今後、老朽化し、大きな影響が出てくると根本氏は警鐘を鳴らす。実際、老朽化した水道管が破損して道路が陥没ーーといったニュースは現在、日本各地で毎日のように報じられているのだ。

 

「いまあるインフラを、すべて維持するのは不可能です。学校の統廃合はもちろん、学校以外の公共施設は原則、廃止するくらいの覚悟で見直すべきです。そのぶんの予算を、生活に不可欠な道路や橋などのインフラの更新にまわす選択が必要な時代なのです」

 

 朽ちるインフラによる危機は静かに、しかし確実に我々の足元までやってきている。

 

【全国の危ない橋1380】

●北海道 小樽内橋(小樽市)、幌萌橋(羅臼町)など66カ所 
●青森県 幸橋(おいらせ町)、福地橋(南部町)など25カ所 
●岩手県 昭和橋(県)、青岩橋(二戸市)など69カ所
●宮城県 末広橋(県)、子地倉橋(県)など86カ所
●秋田県 本田橋(秋田市)、米内沢橋(北秋田市)など16カ所 
●山形県 菅里橋(県)、臥龍橋(県)など55カ所
●福島県 あづま公園橋(福島市)、あづま橋(福島市)など98カ所 
●茨城県 幸久橋(県)、大手橋(水戸市)など41カ所
●栃木県 小宅橋(小山市)、上野田橋(足利市)など36カ所 
●群馬県 宝川橋(みなかみ町)、新栄橋(みどり市)など47カ所
●埼玉県 吉川橋(県)、前屋敷橋(鴻巣市)など66カ所
●千葉県 神崎大橋(県)、毛成橋(神崎町)など24カ所
●東京都 南辻橋(墨田区)、綾瀬新橋(足立区)など25カ所
●神奈川県 小袋谷跨線橋(鎌倉市)、下原橋(小田原市)など25カ所 
●新潟県 姫川橋(県)、新潟大堰橋(新潟市)など40カ所 
●富山県 菅沼橋(南砺市)、神通橋(富山市)など17カ所 
●石川県 みなと橋(金沢市)、住吉橋(小松市)など21カ所 
●福井県 布施田橋(県)、小舟渡橋(県)など11カ所
●山梨県 古屋敷橋(県)、市之蔵橋(県)など51カ所 
●長野県 天竜川橋(県)、弁財天橋(伊那市)など51カ所 
●岐阜県 小和沢橋(県)、東雲橋(県)など42カ所
●静岡県 出兵橋(浜松市)、和口橋(磐田市)など22カ所 
●愛知県 郡界橋(豊田市)、ウルシゼ橋(豊田市)など21カ所 
●三重県 船木橋(県)、平和橋(鈴鹿市)など37カ所
●滋賀県 椿橋(県)、大谷川浜橋(大津市)など30カ所 
●京都府 辨天橋(綾部市)、大門橋(府)など25カ所
●大阪府 打越一番橋(門真市)、北脇橋(富田林市)など3カ所
●兵庫県 竹野新橋(県)、対汐橋(加古川市)など32カ所 
●奈良県 川津大橋(十津川村)、下田橋(五條市)など11カ所
●和歌山県 熊野川橋(田辺市)、西本庄橋(みなべ町)など20カ所 
●鳥取県 金渕橋(鳥取市)、藪津橋(日野町)など12カ所 
●島根県 法尺橋(大田市)、安富橋(益田市)など5カ所 
●岡山県 水内橋(県)、美原橋(美作市)など16カ所
●広島県 二河橋(呉市)、岡崎橋(東広島市)など12カ所 
●山口県 宮根橋(岩国市)、前場橋(山陽小野田市)など15カ所 
●徳島県 白水橋(阿波市)、田丸橋(三好市)など15カ所 
●香川県 三ノ瀬橋(三豊市)、岡之宮橋(観音寺市)など11カ所 
●愛媛県 一の瀬橋(西条市)、大地橋(四国中央市)など7カ所 
●高知県 安田川橋(安田町)、高石大橋(宿毛市)など17カ所 
●福岡県 貝尻橋(筑紫野市)、宮ケ原橋(八女市)など44カ所 
●佐賀県 申川内橋(多久市)、豊足橋(太良町)など4カ所 
●長崎県 大曲橋(五島市)、折木橋(南島原市)など8カ所 
●熊本県 辛津橋(菊陽町)、川端橋(南阿蘇村)など25カ所 
●大分県 第二山国川橋(県)、耶馬渓橋(中津市)など30カ所
●宮崎県 田ノ平橋(宮崎市)、中橋(延岡市)など23カ所
●鹿児島県 千田袋橋(龍郷町)、高崎橋(鹿児島市)など17カ所
●沖縄県 旧呉我橋(県)、前原大橋(宜野座村)など6カ所

 

※通行止め、通行規制の対象になっている15m以上の橋の数。国土交通省道路局のデータをもとに本誌が作成。2013年4月時点のもので、現在は対策が完了している橋もある

(週刊FLASH 2018年9月11日号)

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