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一石二鳥の「iDeCo」「NISA」「つみたてNISA」どう違う?

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.23 06:00 最終更新日:2018.11.23 06:00

一石二鳥の「iDeCo」「NISA」「つみたてNISA」どう違う?

 

 老後に備えて資産形成をするために活用したいのが、「iDeCo」と「NISA」と「つみたてNISA」。節税と資産運用が同時にかなう、一石二鳥の制度なので、使わない手はない。

 

 

「スペック的に最強なのは、私的年金の『iDeCo』。これは、自分で掛金を拠出、運用し、掛金と運用益の合計額をもとに、原則60歳以降から給付を受けることができる制度。

 

 お金を拠出するとき、運用しているとき、受け取るとき、すべてに税制優遇があるのが最強の理由です。運用できるのが60歳までなので、30代~40代のうちに始めれば、よりメリットは大きい。

 

 また、自営業の方は月6万8000円まで運用できます。60歳まで引き出せないので、老後の資金作りに最適です」(FPの横山光昭氏・以下同)

 

 一方、NISA系は、運用益に課税される約20%の税金が非課税になる。

 

「『つみたてNISA』は、『NISA』に比べ、年間非課税投資枠が120万円から40万円に下がって、パワーダウンしたと言う人もいます。ですが、つみたてNISAはNISAの改良版。運用の非課税期間は20年に延びました。

 

 また、つみたてNISAで購入できるのは、投資信託など安心して運用できる商品のみ。途中の引き出しも自由。

 

 NISAは2023年で投資可能期間終了なので、今後はつみたてNISA。特に50代以降の方にはおすすめです」

 

 人生100年時代に、貯金だけでは苦しい。これからは、長期分散型で積み立てていく考えが必要だ。

 


【3大お手軽資産運用のメリット】

 

●iDeCo
(お得さ)税制優遇が多い
(気軽さ)原則60歳まで引き出せない
(年間上限額)上限14.4万~81.6万円
(運用可能期間)原則60歳まで
(特記事項)途中解約不可 ※積立金、積立一時中断は可
(積み立てるとき)全額所得控除
(運用しいるとき)非課税
(受け取るとき)公的年金控除/退職所得控除

 


●NISA
(お得さ)運用益非課税
(気軽さ)いつでも売却可 ※未使用枠は繰り越せない
(年間上限額)120万円
(運用可能期間)5年
(特記事項)2023年分で終了予定 つみたてNISAと併用不可
(積み立てるとき)☓
(運用しいるとき)非課税
(受け取るとき)☓

 


●つみたてNISA
(お得さ)運用益非課税
(気軽さ)いつでも売却可※未使用枠は繰り越せない
(年間上限額)40万円
(運用可能期間)20年間
(特記事項)2037年分で終了予定 NISAと併用不可
(積み立てるとき)☓
(運用しいるとき)非課税
(受け取るとき)☓

 

(週刊FLASH 2018年11月13日号)

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