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森永卓郎「年収10万円時代の生き方」マンガで教えます!
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.25 11:00 最終更新日:2018.11.25 11:00
2003年、経済評論家の森永卓郎氏が格差社会の到来を予言し、ベストセラーとなった著書『年収300万円時代を生き抜く経済学』。「年収300万円」はその年の流行語にもなった。
あれから15年、出版当時は「まさか!」と思われた「年収300万円時代」は現実となり、もはや「年収200万円時代」の声も聞かれるまでに。なぜこんな世の中になったのか。森永氏がマンガで解説する!
森永氏が言及したベーシック・インカムとは、生活保護や年金など現行の社会保障制度をなくし、すべての人に生活を保障する最低限度額を支給する制度だ。
経済評論家の波頭亮氏も、制度導入のメリットを強調する。
「生活保護のような手続きもなく、シンプルで行政コストも安くすみます。全員が受け取るので、もらう側のプライドも傷つきません。収入を増やしたければ働けばいいので、働く意欲も損なわれません」
気になるのは財源だが……。
「不要になる国民年金や生活保護の予算を充て、法人税増税や累進課税の強化を進めれば賄えます。富の再分配をすれば、低所得者の消費が活発になり、景気もよくなります」(波頭氏、以下同)
仕事に対する考え方も、大きく変わる。
「食うためでなく『人間にしかできないこと』つまり芸術や看護・介護といった感情に根ざしたものとなるでしょう」
企画監修・森永卓郎
(週刊FLASH 2018年11月20日号)