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早期発見すれば乳がんは怖くない「美しく治す時代」と専門医ライフ・マネー 2018.12.04

渡辺医師による手術

 

早期発見すれば乳がんは怖くない「美しく治す時代」と専門医

 

 日本人女性の11人に1人が発症する、30~64歳の女性の死亡原因No.1は「乳がん」である。女性に多く発症するこの病を、家族として男はどう受け止め、対処すべきか。

 

 

 乳がんとは乳房にある「乳腺」にできる悪性腫瘍のこと。乳房のほとんどは母乳を作って流す乳腺でできている。乳腺は乳頭を中心に15から20の乳腺葉で構成される。

 

 乳腺葉は、母乳を作る「小葉」と、小葉で作られた母乳を乳頭まで運ぶ細い枝状の「乳管」とに分けられる。

 

 

 乳がんの約95パーセント以上が乳管の上皮細胞にできる乳管がん、約5パーセントが小葉にできる小葉がん。がん細胞が乳管や小葉内にとどまっている状態を「非浸潤がん」、がん細胞が増殖し、乳管や小葉の外に広がった状態を「浸潤がん」と呼ぶ。

 

 前者は理論的には転移を起こさない。後者は血管やリンパ管から全身に移行する。転移を起こしやすいタイプだ。

 

 2013年に国内で乳がんで亡くなった女性は約1万3000人。女性のがん死亡者数全体の約9パーセントを占める。女性の乳がんは30代から増加を始め、40代後半から50代前半でピークを迎える。

 

 これまで有名人が乳がんで亡くなるたびに、センセーショナルな報道がなされてきた。「治りにくい病気」と思い込んでいる人も多いかもしれない。だが、乳がんは早期発見で適切な治療を受ければ、良好な経過が期待できる。

 

 千葉県松戸市にある三和病院の院長で、乳腺外科が専門の渡辺修医師が語る。

 

「乳がんが見つかる場合、ほとんどの方がステージでいうと、1期、2期。ということは、ほぼ完治できるのです」

 

 三和病院で2017年におこなわれた乳がんの手術数は300件以上。千葉県内ではトップクラスで、関東でも20位以内に入る。

 

「同じ治すのであれば、美しく治す。ひと昔前は『治すためなら、乳房の形なんてどうでもいい』と言われていました。でも、今は時代が違う」

 

 乳がんの手術には「根治」と「美容」の両立という問題がつきまとう。がん細胞を取れば取るほど根治率は上がるが、乳房の形に影響が出る。やたらと取れば、体に負担もかかってしまう。

 

「できることなら、乳房温存術できれいに治したい。温存が難しく、無理にやると美容面が損なわれる場合は、全摘手術と同時に乳房再建手術をおこなっています」(渡辺医師、以下同)

 

 乳房再建手術に2013年、転換点が訪れた。一部の「ティッシュエキスパンダー(組織拡張器)」と「ブレストインプラント(シリコン製人工乳房)」が、全摘手術の乳房再建に限り、保険適用になったのだ。

 

 治療を成功に導くために渡辺医師が重視するのが「説明」。乳がんの知識を患者や家族に持ってもらうことがなによりも大切と考えるからだ。

 

「毎回絵を描きながら、乳がん発生のメカニズムから説明している。お一人30分近くかけ、年間300人超。でも、そこは曲げないでずっとやってきました。患者さんが安心して手術に臨めるように、信頼関係を築いていく」

 

 この説明には、夫にもなるべく同席してもらう。

 

「治療によって女性には心身ともに変化が訪れます。ご主人にはそうしたことを理解してもらわないといけない。一緒に聞いてもらったほうが理解度は深まります。医療機関にはぜひ一緒に行かれることをおすすめします」

 

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