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世界的スーパーカー「オロチ」デザイナーの原動力は不良魂

ライフ・マネー 投稿日:2018.12.05 16:00FLASH編集部

世界的スーパーカー「オロチ」デザイナーの原動力は不良魂

 

 1997年、光岡自動車に入社し、初代「ヒミコ」「ガリュー」「リューギ」、11月29日に発表された「ロックスター」など、数多くのデザインを手がけている青木さん。

 

 カーデザイナーとしてのデビュー作が、スーパーカーの「オロチ」だった。

 

 

「東京に勤務していた2000年初頭に、『光岡自動車が東京モーターショーに初めて出展する。テーマはスーパーカーらしい』という噂を聞いて、すぐにデザイン画を描いて、勝手に本社へ送りつけました。

 

 でも、『どこかで見たことのあるデザインだ』と駄目出しされて、考え直して。フェラーリは、顔がよくて頭もよくて、足が速くて女にモテる。

 

 一方、俺は、頭は悪いし運動もできない。でも、不良には不良のカッコよさがあるだろうと。その人間のドロドロした部分を車にぶつけてみようと考えて、好きなロックと蛇をイメージして『オロチ』を描いた。

 

『これは絶対イケる!』と思いました。採用が決まったときは、『よっしゃ!』って。嬉しかったですね。

 

 会長からは、『俺がなんと言おうと、誰がなんと言おうと、お前の考えを曲げるな』と、ずっと言われてきました。そんな器の大きな会社だからこそ、『オロチ』は生まれたんだと思います」

 

(週刊FLASH 2018年11月27日号)

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