社会・政治
佳子さま帰国なのに…職員が1週間でやめた「秋篠宮家」の窮状
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2018.07.11 11:00 最終更新日:2019.09.17 12:31
「ブラックバイト」。かつて週刊誌の取材に答えた秋篠宮家の元料理番は、宮家の過酷な労働環境をそうたとえた。御代替わりまで1年を切った今も、その様相は変わっていない。
「友人との、ポルトガルとスペインへの旅行も大変良い思い出となりました。これらの経験を大切にしていきたいと考えております」
6月15日、約9カ月間にわたる英国・リーズ大学への留学を終えられた佳子さま(23)が帰国した。姉の眞子さま(26)の後を追うように、国際基督教大学(ICU)に進学した佳子さま。3年次に英国へ留学したのも姉と同じだが、留学後の過ごし方は少し異なる。
「眞子内親王殿下がエディンバラ大学へ留学された際は、留学課程終了後に友人たちとヨーロッパを旅行して7月に帰国されました。ICUでの授業開始までは時間があるので、佳子内親王殿下も欧州旅行後に帰国されると思ったのですが……」(皇室ジャーナリスト・山下晋司氏)
ポルトガル・スペイン旅行は、2018年3月末の、春休みの1週間ほどを利用したもの。6月1日に最後の試験期間を終え、わずか2週間でスピード帰国された。
だが、急いで帰国した佳子さまを待っていたのは、秋篠宮家の窮状だ。秋篠宮家に勤めはじめた一人の女性職員が、たった1週間で宮家を去ってしまったのだ。
「秋篠宮家の職員数は、運転手らを含めて20名ほどですが、秋篠宮殿下が皇嗣となられる来年5月以降は、現東宮職と同程度の、運転手らを含めて70名ほどに増員されると思われます」(前出・山下氏)
皇位継承順位第2位の秋篠宮さま(52)と、第3位の悠仁さま(11)がいらっしゃる秋篠宮家は、かねてより慢性的な人員不足が指摘されている。2016年11月には、紀子さま(51)と悠仁さまを乗せた車が中央自動車道で自損事故を起こしたこともある。
宮内庁関係者によれば、「秋篠宮家では、この春から新たに5人ほどの増員を目指していた」という。宮内庁の内部異動1名、外務省からの出向1名、残り3名を民間企業から採用しようとしていた。
「しかし応じたのは、大手航空会社1社だけでした。ベテラン女性社員が、4月から秋篠宮家の職員として採用されたのですが……、優秀な彼女は、秋篠宮家の現状を即座に理解してしまった。1週間もしないうちに辞意を伝えたのです」(同前)
女性職員はしばらく宮内庁の宮務課付きの職員として籍を置いたが、5月末ごろに正式に退職が発表されている。
別の宮内庁関係者は、「今回の退職理由かは別として」と前置きしながら、こう語る。
「秋篠宮さまは、ミスへの?責をすぐに表情に出されます。昨年末のある祭祀では、所作を間違えた職員を、クッと厳しい目つきで睨みつけなさったことがありました。職員への当たりの強さは紀子さまも同様。ほかの宮家はもう少しアットホーム、異動はあまり聞きません」
前出の山下氏が話す。
「皇嗣となる秋篠宮殿下は皇太子殿下の公務を引き継ぐことになりますが、秋篠宮殿下の公務をそのまま引き継ぐ皇族はいません。眞子・佳子両内親王殿下が一部を引き継がざるを得ないでしょうから、佳子内親王殿下の負担は、確実に大きくなるでしょう」
両殿下は、宮中祭祀やご公務を大切にしようとなさるがゆえ、つい職員への当たりがきつくなるのだろう。だが、時代の風は「働き方改革」に吹いている。
(週刊FLASH 2018年7月3日号)