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駅近もみほぐし店に潜入取材「もみっちょ」30点満点で21点

ライフ・マネー 投稿日:2018.12.10 16:00FLASH編集部

駅近もみほぐし店に潜入取材「もみっちょ」30点満点で21点

 

 師走の忙しさに体が悲鳴を上げている。駅前で気軽に肩こり解消といきたいが、いったいどこがうまいのか? あん摩マッサージ指圧師のつぼいあつし氏(仮名)が、有名チェーンに片っ端から潜入して、実地体験してみた!

 

 五反田や銀座などに4店舗ある「もみっちょ」は、格安店には珍しくオイルマッサージを取り入れている。なんでも施術者は全員女性だとか。他店との差別化のためだとは思うが、まさか、違う目的の店じゃないよね……。

 

 

 料金は60分4580円(税別、会員登録費、オイル指名料を含む)。一見、立派な金額だと思われるかもしれないが、オイルはコストがかかるため、これでも相場の半分くらいだ。

 

 カーテンで仕切られた空間で全裸になり、使い捨ての紙パンツに穿き替え。うつぶせになって緊張しつつ待っていると、40代の立派な体格の女性が登場。マッサージは期待できそうだ、と自分に言い聞かせる。

 

 マッサージに使うオイルには、香りづけの精油を混ぜてくれる。精油は複数種から客が選べ、私はラベンダーにした。精神の鎮静効果などがあり、オイルマッサージに使う精油としては、もっともスタンダードなものだ。

 

 オイルマッサージのコツは「とにかく多めのオイルを使用すること」である。だが、ちょっとオイルの量が物足りない。また、せっかくのラベンダーの香りが弱いのも気になる。精油は高価なので、仕方がないか。

 

 背中一面にオイルを塗ったあと、足腰を中心に手のひら全体で押しながらこすってくれる。やや圧が足りないが、これは悪くない。

 

 じつはオイルの温かでヌルヌルした滑りは、誰でも簡単に心地よさを出すことができるのだ。

 

 そう考えると、格安もみほぐし店とオイルは相性がいいのかもしれない。

 

 施術は太腿とふくらはぎへ。ここで気持ちよくなって、一瞬眠ってしまった。ううむ、侮れないな……。

 

 最後に温かいタオルでオイルを拭き取って終了。これもなかなか気持ちいい。すっかり満足して退店した。

 

 しかし、店を出たあと、こっそり回していたレコーダーを確認してみると、50分ほどしか施術がおこなわれていなかったことに気づいた。途中で眠っていたからって、こんかのアリか? 一度は満足したと思っただけに残念だ。

 

●総合得点21点(30点満点)
 衛生度3
 入りやすさ3
 パワー3
 テクニック4
 要望を聞いてくれる4
 値段4

 


●取材、文、イラスト/つぼいあつし
 40代。会社員を経て20代でマッサージ師に。現在、都内でマッサージ店を開業している。最近、筋トレとロードバイクにハマっている

 

(週刊FLASH 2018年11月27日号)

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