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年末年始は「初めてのネット動画」でコンテンツ三昧に挑戦
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.12.26 16:00 最終更新日:2018.12.26 16:00
「ネットでマンガや動画が手軽に見られるとは聞くけど、使い方も費用もわからず怖い」
そんな迷える壮年諸兄はご注目。いまやスマホやタブレットの公式アプリを使えば、簡単、安全、明朗会計でエンタメサービスを利用できる。
ネット動画は、月々定額の見放題サービスを軸に、新作映画など範囲外の作品は都度購入するのが基本だ。
「ネット動画は『レンタルビデオが家を出ずに見られる』ものです。公式アプリなら、勝手に課金はされませんし、ほかのサイトにも飛びません」
こう語るのは『ネットフリックスの時代』の著者でIT分野に詳しい西田宗千佳氏。
「まず『アマゾン』は入りましょう。そして好みに合ったもうひとつを選ぶといいですよ」
さっそく、ネットサービスの世界をご案内しよう。
今回紹介するネット動画は、VOD(ビデオ・オン・デマンド)というアメリカ発祥のサービス。2010年代に入り、IT技術の発展により普及した。
「スマホやタブレットなどポータブル機器で見られるようになり、時間と場所を選ばなくなったからです。コンテンツが多様化して、本当に自分が好きなコンテンツを選べる。
また、ほとんどの有料サービスで動画はダウンロードもできて、移動中にはオフラインで見られます。また、かつてはサービスごとのサイトで手続きをする必要がありましたが、いまはアプリから簡単に登録できます」(西田氏、以下同)
西田氏が「基本のき」としてあげたのが「Amazonプライム・ビデオ」だ。ネット通販最大手のアマゾンの、即配が無料になる「プライム会員」(年会費3000円、税別)に登録すれば利用できる。
「1カ月あたり300円ほどで見放題というのが素晴らしいです。通販のメリットもあり、入らない手はありません。洋画の大作だけでなく、1960年代や1970年代の古典的名作を含め、邦画や時代劇が豊富なんです。
また、松本人志さんのバラエティなど、オリジナル作品も充実していて、作品数は断トツ。新作など見放題の範囲外の作品も、都度レンタルや購入をして見られます」
そして、前述のとおり、基本のアマゾンに加え、好きなジャンルをもうひとつプラスするのがおすすめ。
「『Netflix』は、洋画と、ハリウッド映画規模の予算をかけたオリジナルドラマが特徴です。日本の作品にはやや弱く、アマゾンとの補完性がある。スポーツは『DAZN』です。野球、サッカー、F1は生中継が見られます」
日本のテレビ番組なら、各局が運営しているサービスがいい。放送後1週間はほぼ無料で見逃し視聴でき、定額で過去の番組が見放題という仕組みだ。
「NHKが『NHKオンデマンド』、日本テレビ系は『Hulu』、フジテレビ系は『FOD』、テレビ朝日系は『AbemaTV』です。最近、TBSとテレビ東京とWOWOWが『Paravi』というサービスを始めました」
NHK以外は全社、お試し期間があり、試してから決められるのもいい。
「動画は自分の都合に合わせて見る時代です。VODを利用し、テレビ画面から自由になりましょう」
【まだまだある!用途別動画サービス】
●アニメ漬けになりたい
・バンダイチャンネル
・ニコニコチャンネル アニメ
・dアニメストア
ガンダムやロボット好きなら「バンダイチャンネル」。角川系アニメは「dアニメストア」が網羅
●ネット放送も気になる
・AbemaTV
テレビ朝日と協力し、ニュース、バラエティなどを無料で放送するネットテレビ。VOD機能も
●地上波・BSテレビ番組が見たい
・Paravi(パラビ)
TBS、テレビ東京、WOWOW(一部)の番組が月額925円(税別)で見放題。3局横断のドラマなど、パラビならではのオリジナルコンテンツがポイント
●TVer(ティーバー)
在京5局と在阪4局が連携した、初の民放公式ポータルサイト。各局の番組の見逃し配信が無料で見られるので、テレビを好きな時間に見たい人におすすめ
(増刊FLASH DIAMOND 2018年11月10日号)