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こんなに大変「相続手続き」親に確認しておくべき3カ条ライフ・マネー 2019.01.08

 

「父は福島県出身で、その後は埼玉県在住。そのつもりで戸籍を揃えたら、市役所から『これ以前にまだありますよ』と言われまして……。調べると秋田県にも戸籍があった。

 

 母も知らなかったことで、2人で驚きました。福島にも秋田にも取りに行く時間はないので、郵便為替を同封してやり取りをして、それぞれ10日ほどかかりました」と話すのは会社員の小板隆さん(仮名・50歳)。

 

 

 彼のように「戸籍集め」に時間を取られて苦労する人は多い。税理士で相続診断士の高橋大祐氏はこう話す。

 

「昔の方は、住民票と同様に戸籍を動かしています。銀行口座の解約、不動産の名義変更など、相続が起きると亡くなった方のすべての戸籍が必要になります。戸籍集めは、代行業があるぐらい難しい。ご本人に戸籍の変遷の確認をしておくことが重要です」

 

 スムーズな相続のために、生前にやるべきことは多い。

 

「ご本人しか知らないことは、元気なうちに確認しておくべき。まずはご本人の意向。たとえば、親から受け継いだ土地に建てた家だから、手放さないでほしい、逆に処分してもいいなどを確認しておく。

 

 葬儀や埋葬、延命治療についても気持ちを聞いておけば、ご家族が負担に感じたり、『あの判断は正しかったのか』と後悔することもなくなります」(前出・高橋氏・以下同)

 

 年末年始に帰省するなら、所有財産の確認もしておく。

 

「財産の棚卸しですね。長い間、一緒に暮らしていない子供が親の財産を探そうと思ってもわからないし、漏れが出ます。どこの銀行に口座があるのか、預貯金、株などの有価証券や不動産や借金の有無などを確認しておくだけで、違います。

 

 ここで注意したいのが、聞き方。もらう前提で聞くと、気を悪くされる方が多い。『どうしてほしい?』と、あくまで本人の意向を尊重する姿勢が大事です」

 親がへそを曲げないように、言い方には注意すべし。


 また、最近、確認できずに困るのが「デジタル遺産」だという。

 

「通帳がないネット銀行やネット証券などのパスワードやIDは本人しかわかりません。高額な残高があっても気づかないまま放置……ということもありえます」

 亡くなった後におこなう手続きの順序も知っておこう。

 

「死亡診断書と死亡届、火葬許可申請書は7日以内に提出ですが、業者が代行してくれることが多い。期限があるもので重要なのが相続の放棄。

 

 相続はプラスだけではなく借金など “負の遺産” もついてきます。相続放棄する場合は、3カ月以内に家庭裁判所での手続きをしないといけない。

 

 亡くなった方の確定申告が必要な場合は4カ月以内、相続税の申告(※注)は10カ月以内です。10カ月以内に遺産分割協議を終えておく必要があります」

 

 そのほか名義変更などは、健康保険、生命保険などの「引き落とされるもの」は早めに。年金は基本的に14日以内の手続きが必要だが、2カ月に1度の支払いの前におこなえば問題ない。

 

(※注)相続税の基礎控除は3000万円+600万円×相続人数。この金額を超える場合、申告が必要

 

 

【親が元気なうちに確認しておくべき3カ条】

(1)家、墓など「親の意向」を確認

 相続に対する思いは人それぞれ。いちばん優先したいものは何かを聞いておく。相続、葬儀、墓をどうしたいのかも確認

 

(2)財産の「棚卸し」をしておく 

 銀行口座、有価証券、タンス預金など、本人しか知らないことを確認。最近はネット証券など「デジタル遺産」の例も

 

(3)親の「戸籍の変遷」を確認

 銀行口座の名義変更、遺産分割協議書作成などに親の出生以来のすべての戸籍謄本が必要。確認しておけば手間は半分に

 

(週刊FLASH 2019年1月1、8、15日号)

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