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セブン-イレブンでセブンカード・プラスは損!還元率の改悪で…

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.06.02 16:00 最終更新日:2019.06.02 16:00

セブン-イレブンでセブンカード・プラスは損!還元率の改悪で…

イメージ(写真・アフロ)

 

 新年度を迎え、店頭で甘い勧誘を受け、つい入会してしまった人も多いはず。「発行元が “公認” の『定番クレジットカード』が、必ずしもいちばんお得とは限らない」と主張する、クレジット&ポイントカード情報サイト「ポイ探」代表の菊地崇仁氏に、カードの裏技を聞いた。

 

 セブン&アイ・ホールディングスが発行する電子マネー「nanaco」は、セブン-イレブンをはじめとする加盟店での買い物で、100円ごとに「nanacoポイント」が1ポイント付与される。

 

 ところがこの4月、ポイントサービスのリニューアルが発表され、7月以降は200円ごとに1ポイントの付与と、還元率が半減することに。そして、nanacoポイントが貯まるクレジットカード「セブンカード・プラス」も、還元率が1.5%から1%にダウンする。   

 

 

 この「改悪」の結果、セブン-イレブンでもっともお得な支払い方法は、nanacoやセブンカード・プラスではなくなるという。

 

「おすすめは、JR東日本グループが発行するSuica一体型のクレジットカード『ビューカード』です。あらかじめ、ビューカードでSuicaにチャージしておき、店頭では電子マネーのSuicaとして使います」

 

 クレジットカードではなく、Suicaとして使う理由は、ポイント還元率の差だ。クレジットカードの支払いで貯まるのは1000円につき「JRE POINT」が5ポイント。

 

 しかし、Suicaにチャージする場合は、1000円につき3倍の15ポイントが付与される。還元率は1.5%となり、セブンカード・プラスの1%を上回る。 

 

「貯まったJRE POINTは、1ポイント=1円としてSuicaにチャージ可能です。セブン-イレブンでの支払いだけでなく、定期券やJRの切符の購入など、使い道が幅広いのも魅力です」

 

 なおビューカードには、JR東日本と提携している他社が発行しているカードがあり、サービス内容が異なっている。高いポイント還元を受けるには、JRE POINTが貯まるカードを使うようにしよう。

 

「ほかには、スマホのアプリですぐに作れるプリペイド式のVISAカード『Kyash』での支払いを検討してみては。VISAの加盟店ならどこでも使えて、Kyashを通した支払い金額の2%が、残高として還元されます」

 

 Kyashはあらかじめ手元のクレジットカードを登録するか、コンビニなどで現金をチャージして使用する。年会費、発行手数料は無料だ。

 

「クレジットカードをKyashに登録しておけば、自動的にそのカードで決済したことになります。Kyashの2%ポイント還元と合わせて、そのクレジットカードのポイントも還元されます」

 

 思い込みや先入観で、もらえるはずのポイントをもらえない「損失」は意外と大きい。いま一度、財布の中の見直しを!

 


(週刊FLASH 2019年6月4日号)

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