100万円トクする「相続ドリル・初級編」あなたの取り分は…

　7月1日から、「改正相続法」が施行される。親が遺したお金、家をどう守ればいいのかは、高齢化社会の大きな命題のひとつだ。やり方次第では100万円単位で相続額が変わってくるし、一歩間違えれば、「争族」にまで発展してしまう−−。そこで、改正相続法の「肝」を、ドリル形式でお届けする。まずは初級編だ。

【関連記事：樹木希林完璧だった「相続準備」4つのポイント】

●Q1：法定相続分について
　冒頭の図の家族では、妻、長男、次男が何分の1ずつ、遺産をもらえる？

●Q2：遺留分について
　Q1の家族で「長男に遺産を全部譲る」という遺言書があった場合、妻と次男は遺産をもらえない？

●Q3：不動産の評価額について
　次のうち、遺産分割における不動産の評価額として、もっともふさわしくないものはどれ？

（1）亡くなったときの路線価 
（2）亡くなったときの固定資産税評価額 
（3）購入したときの代金額 
（4）遺産分割時の時価

●Q4：故人の預貯金の引き出しについて
　故人の預貯金を、相続人の一人が銀行に行き、自分の相続分だけを引き出せる？

　次のページで、解答と解説をみてみよう！