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勘違いだらけの「体にいい食品」黒砂糖だって9割は糖質
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.03.26 20:00 最終更新日:2020.05.07 13:32
「健康」をうたう食品を、全面的に信用していいのだろうか? 新潟大学名誉教授の岡田正彦氏に、「体にいいもの」の意外な側面を解説してもらった。今回は「黒砂糖」だ。
黒砂糖は、精製過程で栄養素が失われる白砂糖に比べて、「ミネラルなどが豊富で、美容・健康に効果的」という説がある。
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「たしかにミネラルは豊富ですが、100g中90gほどが糖質なので、取りすぎには要注意です。黒かろうが白かろうが、砂糖は砂糖。動脈硬化や糖尿病の原因とされていることは、念頭に置いておきましょう」
黒砂糖に含まれるアミノ酸の一種「アスパラギン」は、糖質などと一緒に高温で調理すると、「アクリルアミド」が生成される。アクリルアミドはポテトチップスなどにも含まれ、発ガン性が認められており、多く摂取すれば影響がありそうなので、「減らしたほうがよい」と指摘されている。
(週刊FLASH 2020年3月17日号)