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主食でなく嗜好品「炭水化物は人体を破壊する」医師の警告ライフ 2013.11.15

「炭水化物の摂りすぎが、肥満や糖尿病の原因です」

 

 こう断言するのは医師で『炭水化物が人類を滅ぼす』(光文社新書)の著者でもある夏井睦(まこと)氏(56)だ。米や麺類などの炭水化物を中心とした食事は、主食ではなく嗜好品というべきで、諸悪の根源であるというのだ。

 

 米、パン、麺類など、私たちは主食として大量の炭水化物を摂っている。体内に摂取した炭水化物は、消化管を通る過程でブドウ糖(グルコース)に分解される。このブドウ糖が血液内に増えすぎると体にさまざまな害が生じるおそれがある。

 

 実際に、私たちは1日にどれくらいの炭水化物を摂取しているのか。「その量を角砂糖に変換して可視化すれば、いかにその摂取量が異常なものか理解できます」と夏井氏。

 

 たとえば、6枚切りの食パン1枚に30グラム、白米飯1杯やうどん1玉には55グラムの炭水化物が含まれる。これを1個4グラムの角砂糖で換算するとそれぞれ約8個、約12個にもなる。日本の一般的成人男性が1日に摂取するといわれる炭水化物は330グラム。これは角砂糖82個分にもなる。

 

 血管内にブドウ糖が多い状態が続くと、血管の壁は傷みやすくなる。特に心臓の周りにある冠状動脈や、毛細血管は硬くなりやすい。また動脈硬化が起こった血管では、血管壁からエネルギーや酸素を取り込みにくくなるため、よけいに高血糖になっていく悪循環に陥ってしまう。

 

 そこで夏井氏が推奨するのが、主食の米や麺類などを控える食事法だ。

 

「血糖の上昇を防ぐことができれば、多くの問題は解決します。糖質制限ではブドウ糖そのものが含まれる食品や、体内でグルコースに変わるデンプンを控えることだけに着目しています。タンパク質や脂質を制限したり、摂取カロリーを気にする必要もない。ステーキだっていくらでも食べてかまいません」

 

 夏井氏自身もこの糖質制限の実践者で、効用は実証済みだ。当初70キロあった体重は半年で11キロも減少したという。

 

「これまで医療の現場では、カロリー制御や糖質の摂取を減らすことが常道でした。健康診断で中性脂肪などに高い数値が出たとき、医者から脂っこいものを控えるようアドバイスを受けるのもこのためです。しかし、実際は糖質を控えた食事をするだけで、中性脂肪や悪玉コレステロールの値は低下します。脂質やタンパク質でなく、糖質こそが問題だったのです」

 

(週刊FLASH 2013年11月26日)

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