「日米の大きな違いはセックススタイル。アメリカでは、セックスがスポーツ的に描かれていて、ひたすら挿入するだけで日本のAVとは別物でした」
日本でAV女優事務所を経営する中田氏(仮名)が語るのは、少し前までの洋ピンのイメージだ。
だが現在では、“Bukkake” をはじめ、日本のAVのようなプレイ、構成の作品も増えてきている。
「ストーリーがあるもの、コスプレ、パロディなどが主流になりました。ぶっかけも完全に一般化しましたね」(同前)
内容だけでなく、女優のタイプが多様化したことも日本化の流れといえる。アメリカで2003年よりAVメーカー・オリエンタルドリームを経営する加藤氏(仮名)が言う。
「1990年代は『胸が大きく、体は細い』理想のボディをもった女優がほとんどでした。ですが、“Small Tits”(=貧乳)や “BBW”(=太った女性)といったジャンルが人気となり、新しいタイプの女優が増えました。人種もさまざまですね」
今までアメリカン・ポルノの日本人女優というと、切れ長の目、スレンダーな体が特徴だった。だが、“Kawaii” 文化がアメリカにも浸透した結果、まりかのようなロリ系の女優が人気に。
「バイト感覚で海外のAVに出演する女優は多いですが、彼女は本物。アメリカのポルノファンにも認知されています」
(週刊FLASH 2018年2月13日号)