風俗嬢の紹介文を解析（1）「清楚」とあれば地雷嬢の可能性大

　みんな、風俗、行ってる？　ビル・ゲイツのような大富豪でもなく、月々の自由になるお金が限られている我々のような一般市民にとって、風俗で「当たりの嬢を引くかどうか」は、宝くじや馬券の当たり外れよりよほど深刻な問題である。

　そんな悩める紳士たちに強力な助っ人が現われた。その名は「25歳素人童貞」氏。

　いまや風俗店、風俗嬢選びにインターネットは欠かせないが、「風俗店のホームページから、嬢の当たり外れを読み解く技術」の確立に成功したのが、この25歳素人童貞氏なのだ。

「風俗に行きすぎて、金がなくなってヒマだったので」解析を始めたそうだが、その方法はじつに本格的だ。

「調査対象は、関東圏のデリヘル170店舗。ホームページの女のコの本指名ランキングから『ランキング1〜3位』『ランキング圏外の任意の3人』の女のコについて、お店が掲載している紹介文を抽出し、分析しました」（25歳素人童貞氏・以下同）

　1店舗で6人、総勢1000人分にもなるデリヘル嬢のビッグデータである。風俗史上初の壮大な試みといっていいだろう。ちなみに紹介文は総計28万文字。うすめの新書3冊分に相当する。

「この大量の紹介文を『KH Coder』という分析ツールを用いて分析しました。テキストデータの計量的な内容分析に、多く使われているソフトです」

　その結果、紹介文に頻出する言葉をランキング形式にしたのが下の表（1）、表（2）である。ランキング1〜3位と圏外、同じような言葉が並んでいるが、よく見ればそのなかには特徴的なものが含まれているという。

「たとえば表（2）の『清楚』（2位）。一般的には褒め言葉と受け取られるのかもしれませんが、風俗界では意味のない、死んだ言葉といっていいでしょう。

　ランキング1〜3位に入る嬢では『清楚』の出現順位は21位、出現回数は123回にすぎません。とくに褒めるところがない女のコに使う便利な言葉と考えられます」

　清楚系が好きなあなた、風俗でこの言葉にダマされてはいけません。

「もちろん紹介文に『清楚』があったらダメ、というわけではないんです。あくまでも真に受けないほうがいい、という程度にとらえてください」

　そして表（1）では、「お客様」（1位）が重要だという。

「私もこれは意外でした。風俗の店員さんが、呼びかけているわけです。いい女のコですよ、お客様、と。ちなみにランキング圏外の嬢で『お客様』が使われた数は147回。1.7倍以上もの差があります」 

「清楚」は要注意、「お客様」は◎。ここ、重要だから覚えておくように！

表（1）ランキング1～3位嬢の頻出ワード

1位　お客様　254
2位　性格　217
3位　優しい　186
4位　感じる　185
5位　笑顔　177
6位　女の子　174
7位　女性　171
8位　可愛い　166
9位　綺麗　157
10位　思う　151

表（2）ランキング圏外嬢の頻出ワード

1位　性格　221
2位　清楚　182
3位　優しい　180
4位　女性　170
5位　可愛い　167
6位　感じる　165
7位　癒す　163
8位　女の子　161
9位　カップ　150
9位　笑顔　150

（FLASH DIAMOND 2018年4月15日増刊号）