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【エロ事師たちの金言】岩井志麻子「死にたいと死のうは全然違う」
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2020.04.06 20:00 最終更新日:2020.04.06 20:00
性と愛の分野で輝き、自由に生きる達人・岩井志麻子氏(小説家)。閉塞感漂う現実を打開するための「勇気のことば」を聞きに行ったら……。
【「死にたい」と「死のう」のあいだには、大きな隔たりがある】
「人は、心の中に『ここを越えたら危険』という “K点” を持っています。『死にたい』と思ったことのある人は多いでしょうが、そこから『死のう』と決意するまでには、大きな隔たりがあります。
でも、その距離は人それぞれ。些細なことで、死を選ぶ人もいます。もし、『K点が来たかも』と思ったら、1カ月だけ立ち止まってください。それで気持ちは変わりますから。
私自身、K点までどれくらいの距離があるのか、それを越えるのか越えないのかは、まだわかりません。でも、男女間のK点は、すでに越えてしまっていますね。今まで、ゴミのような男とつき合ってきましたから。
出会ってすぐにヤる人、一方で10年・20年も食事をしているのにヤらない人。男と女のK点は、いろいろなんです」
いわいしまこ
55歳 高校生で小説ジュニア短編小説新人賞佳作入賞。『ぼっけえ、きょうてえ』(KADOKAWA)が日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞を受賞
(週刊FLASH 2020年3月24日号)