江口 海に行くとき、ビーチ手前のコンビニに寄ると、女のコが水着のまま買い物してたりして、めっちゃドキッとしないか?
森 うんうん、海に近いと、下着より面積の小さいビキニなんかでも、平気で店に入ったりしてる。
江口 それそれ、最近、露出の限界にチャレンジ! みたいな水着の女子も多いし、しかもカワイイんだよ、そういうコって。
森 流行に敏感なコだから、外国のセレブが、「今年はトップレスが最先端よ」とか言ったら、伊豆の海だって出しちゃうかも(笑)。
江口 ふだんはパンチラでも恥ずかしがるくせに、浜辺じゃ「食い込み」も「ポロリ」も当たり前だ。
森 海はそれだけ女のコを開放的にしちゃうってことなんだよ。
江口 海の近くなら、知らない女のコのスカート捲って生パン見ても、許してくれそうだもんな。
森 うんうん、身も心も開けっ放しだから……なわけないだろ!
江口 まあ、開放的ってゆーより、カップルなんかは完全に発情しちゃってるしな。ビーチでも海の家でもイチャイチャしまくりだ。
森 海の家のゴザの上に直接水着で座ってる感じも、妙にエロい。
江口 あ、思いついた。海の家の新サービス。テレクラみたいに小さい個室をズラッと並べて、別料金で提供するんだ。30分5000円でも発情カップルで満室だろ。
森 ナンパの成功率も上がりそう。ビーチで仲よくなっても、海を離れると女のコが冷静になっちゃうから、お持ち帰りは難しいけど、そんな部屋があればノリで即……。
江口 さらにWインカム方式だ。
森 ……なんで経営サイドの目線?
江口 個室には覗き窓がついててさ、つまり「リアル覗き部屋」っ
てわけ。発情した男女は見られたがってるし、金払っても見たい男はいくらでもいる。こりゃあもう「ウィンウィン」の構図だ。
森 それ、いい、イイ―ッ!(じつは「覗き部屋」ファンの森)
江口 フーゾクもやっちゃうか。海の家で「海中プレイ」を注文すると、オッチャンが焼きそば作りながら「沖で浮き輪に乗ってるオネーチャンのとこ行って」と。
森 ライフセーバープレイもいいなぁ。人工呼吸とか……。こっちはされるがままのM性感みたいな。
江口 じゃオレは、ピーッ! って笛を鳴らすと、何人もの美女が股間めがけて走ってきて、ボッキした息子を一生懸命に口で奪い合い、ドピュッ! で勝敗を決するビーチ●コフラッグスが夢だな。
森 めっちゃ白熱しそう。
<プロフィール>
江口直人(えぐちなおと)、森慎太郎(もりしんたろう)
保育園から大学まで一緒の二人が、2004年に結成。現在は6人組バンド「どぶろっかーず」としても活動中。CDアルバム『もしかしてだけど、バンドアルバム』(テイチクレコード)発売中
取材・文/イズミエゴタ(官能作家)、イラスト/東 克美