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【木村和久のぶらり艶旅】新横浜編
連載FLASH編集部
記事投稿日:2016.06.03 21:10 最終更新日:2016.06.03 21:10
新横浜は新幹線の駅として発展した街で、横浜の西口や関内のキャバクラの系列店が多い。しかも、街がきれいで、出張族が銀座や六本木より敷居が低いと訪れるから、たいそうな盛り上がりだ。
風俗は、駅のはずれにラブホ群があるので、ホテヘルが繁盛している。でもホテルを使うと風情がなくなり、どこの街だかわからなくなるので、今回はパス。基本に忠実にランジェリーパブに行くことにした。
ふらりと入ったその店は、ランジェリーが凝ってて、ゴージャス。隣の席に座ったコは、黒のレースじゃありませんか。いや〜「目のやり場に困らない」とは、このことよ。
ランパブは、パンモロだが、ひと手間加えると、いっそう風味が増す。いただいたおしぼりを、広げて、彼女の膝にパラリ。即席のミニスカートをこしらえ、それを横から覗く。う〜ん、見事なパンチラだ。
「キミのパンティは黒だね」と言うや、「なんか、そうやって見られると恥ずかしいわ」と、言うではないか。パンツ丸出しより、おしぼりで隠したほうが恥ずかしい。
そうか、じゃ全部脱いだら、恥ずかしくないかもよって、それは無理だっちゅうの。
ランパブの命は、品のいい下着を愛でること。それを酒の肴に、トークも冴えわたる。今回は、格好のネタをショーンK様からいただいたので、「ホラッチョK」として、攻めさせていただく。
「お客さん、だいぶ飲み慣れているようですね」と、さっそく話を振ってきた。
「わかる? そりゃね、『パンチェッタ・痔ろうかも』って、言われるぐらい、おしりが痛いのよ、じゃなくて、遊んでいるわけよ〜」。
もう、つかみはばっちり。ショーンK様の魂が乗り移ったように、マシンガントークが炸裂だ。
「テンプラ大学、クンニー学科卒だから、いったい何勉強したんだか」
そんなアホなことを、延々しゃべり続けているんだが、ラン パブ嬢はじつに冷静だった。
大笑いしながらも、話の合間に「ドリンクいただいていいですか」「おかわりいいですか」「呼ばれたんですけど、場内指名いただいていいですか」と、合いの手を入れてくる。お前、話聞いてんのか〜。
キャバクラは、惜しみなく体力とおカネ(1h1万2000円也)を奪う。このもやもやした気持ちは、次回の大爆発を暗示しているのかもしれない。