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女子アナ日下千帆の「美女は友達」化粧品コンサルになった栄養士

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.05.21 16:00 最終更新日:2020.05.21 16:00

女子アナ日下千帆の「美女は友達」化粧品コンサルになった栄養士

日下アナ(左)と平山さん

 

 無名な商品をいかに売るか、ビジネスをされている多くの方がその答えを求めていることでしょう。今回は、自らが開発した化粧品を、テレビショッピングの人気商品に育て上げた平山愛子さんをご紹介いたします。

 

 日本女子大学時代に栄養管理士の資格を取得した平山さんは、その後、慶応大学大学院理工学部に進み、細胞生物学の研究のため医学部に出向し、女子医大で新薬の開発に携わっていました。この頃から、細胞学の観点から今までにない化粧品をつくりたいと夢を抱くようになりました。

 

 

 卒業後は、食品メーカーに入社し、空いている時間に化粧品の開発を進めてきましたが、その会社が3年で倒産。お世話になっていた教授からの助けもあり、自らのビジネスを立ち上げることになりました。管理栄養士の知識を活かしてサプリメントを開発し、サロンへの飛び込み営業を始めたのです。

 

「この頃が最もつらい時期でした。無名な商品を売ることがいかに大変か、身をもって経験しました。銀座のデパートの前でサンプリングしたり、費用をかけて折り込み広告をいれても、消費期限内に売れたのは、たったの2個でした」

 

 しかし、そんななか、ようやく理想の化粧品ができあがります。広告費をどぶに捨てた過去の失敗経験を活かし、無料で広告を打てる仕組みとして、2008年に「キレイ学」というサイトを立ち上げ、美容情報の発信を始めました。会員数は10万人に及び、自社製品がアットコスメで1位を獲得するようになりました。

 

 その後、交流会で知り合ったテレビ・ショッピングのスタッフにも商品を認められ、平山さんご自身が番組に出て商品を紹介したことも。販売ルートもグローバルに広がり、タイ、中国、マレーシア、シンガポール、カナダ、ロシアにも進出しています。

 

研究室にて

 

「現在は、化粧品やサプリのビジネスコンサルティングもしていますが、売れないものをつくっている人が本当に多いです。パッケージだけ変えてオリジナルを謳うなど、99%の方が騙されているといっても過言ではありません」

 

 よくわからないビジネスを手探りで始めるリスクは恐ろしいですね。知識や経験が豊富なプロのお話を伺ってから、無駄なく進めるのがいいのでしょう。

 

 すでに大成功を収めている平山さんですが、今後の目標としていることはありますか?

 

「大学の研究の現場と通販の業界の仕組みがわかりましたので、両者を橋渡しできたらいいなと考えています。通販で売れる商品を大学で研究し、売り上げを大学の研究費に回せるようなサイクルができたら、ウィンウィンなのではないかと思います」

 

 産学連携で素晴らしい商品がどんどんで生まれたら、景気浮揚にも貢献できるかもしれません。粘り強く努力を続ける平山さんなら、きっといつか実現されるでしょう。

 

日下千帆(くさかちほ)
 1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も開始

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