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【独占告白】豆柴の大群、未成年飲酒報道と新曲『FLASH』の舞台裏

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.06.14 20:00 最終更新日:2022.09.08 16:35

【独占告白】豆柴の大群、未成年飲酒報道と新曲『FLASH』の舞台裏

カエデフェニックス


クロちゃんと渡辺淳之介……“2人の父” が、私たちにくれたもの

 

 豆柴のメンバー5人は、外部との軋轢を感じずに、スキャンダルを楽曲表現に変えることに集中できた理由として、アドバイザーの「安田大サーカス」クロちゃんと、プロデューサー・渡辺氏の存在をあげた。

 

 クロちゃんからは、ナオが報道に際して報告のために連絡したときに、「反省しているのは伝わってくるから、これから芸能界で一緒に頑張っていこう」という旨の激励の言葉があったという。

 

「クロちゃんには、今回のこともそうですが、『自分を犠牲にしても、私たちを守ってくれている』と感じることが、よくあります。どんなときも悪意が私たちに向かないように、むしろ自分に悪意が向くように、ツイートや立ち振舞いをしてくださっているんです」(カエデ)

 

『水曜日のダウンタウン』の人気企画「MONSTER IDOL」で、豆柴立ち上げ時のプロデューサーを務めたクロちゃん。報道当日に出演したラジオ『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)では、「このまま頑張って活動続けていくはずなので、『ナオが変わったのかな』というのを確認すればいいのかなと思いますね」と、今後も豆柴を見守っていく決意を口にした。

 

 そして今回の “騒動” の中心にいたナオが、報道を乗り越えて『FLASH』のパフォーマンスに振り切れた「核心」を語り始めた。

 

「いま私は、自分が豆柴の活動に向いていると思えています。そう思えたのも、WACKで強さを、諦めない力を学べたからです。きっかけは、2019年の合宿オーディションに参加したことでした。

 

 そのときの私は、本当に何もできない人間だったんですけど、合宿でオーディションの試練を受けていくたびに、毎日を過ごしていくごとに、『このままの自分じゃダメだな』というのに気づくことができたんです。

 

 その合宿では落ちてしまったんですが、『WACKに入りたい』という気持ちが濃くなって、3回めの今回で合格することができました。最初に受けたのが合宿じゃなかったら、たぶん『もうWACKは受けない』と意地を張ってしまっていたと思います」

 

 2019年の合宿で彼女を変えたのは、渡辺氏の言葉の数々だった。

 

「渡辺さんから、『歌とダンスが出来ていても、気持ちが入っていないとダメだ』と言われました。私は高校時代にもアイドルとして活動をしていて、『アイドルは歌とダンスが出来て可愛い子がいい』と思っていたので、衝撃的でした。『ああ、私には強い気持ちがなかったな』と気づいたんです。

 

 ほかにも、『出来なくてもいいから気持ちを伝えろ』『後悔しないように』という言葉をくださいました。本当に合宿オーディションが、人生のターニングポイントだったと思います。

 

 それまでの私は、見栄を張ったり、本心に思っていないことを言ってしまったり、とにかくヒネくれていて。だから合宿後は、自分が出来なかったことを認めて、自分を理解しようと努めました。そしたら、何事にもまっすぐ向き合えるようになりましたし、何に対しても諦めないようになったんです」

 

 クロちゃんからも渡辺氏からも、「今後の活動で返していく」という課題を与えられたいま、ナオと豆柴のメンバーたちは、新曲『FLASH』をたずさえ、ふたたびステージに上がる。

 

「ほかの事務所だったらきっと、報道を受けてまたそれを返すようなことって、出来ないと思います。だから、この言い方は正しくないかもしれませんが、『自分の弱点も全部さらけだして、強みにしていけたらいいな』って。今はまだ、出来るかどうか、確信は持てないんですが……」(ナオ)

 

「報道があってドン底のときに、この曲をもらいました。どんなことも豆柴の活動に転換してプラスにしていく姿勢を、渡辺さんに示してもらったので、『この曲と一緒に成長していきたい』と思っています」(カエデ)

 

 彼女たちに渡辺氏は、こう期待をかける。

 

「今回の報道は、ある種 “デジタルタトゥー” のように、数年後までついてまわります。それに対して、『萎縮はしないでほしいな』と思っているんです。

 

 今後も有事の際は求められる限り、『反省しています、申し訳ございませんでした』という話をし続けるべきなのか、正直、僕にもわからないところがあって。

 

 だからメンバーには、『過ちを吹きとばすぐらい売れようね』という話は、ずっとしています。『FLASH』みたいに直接的な表現じゃなくても、『自分が困難に立ち向かったときは歌詞に書いて、しっかり伝わって売れれば一番いいよね』と。

 

 豆柴たちにはこれから、失敗を表現にして伝える姿勢を身につけてもらい、そして『テレビ生まれのアイドル』として、老若男女に好かれる存在になってほしいと思っています」

 

 彼女たちは今まさに、新たな「スタート」を迎えた——。


まめしばのたいぐん
2019年に『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の人気企画「MONSTER IDOL」から生まれたアイドルグループ。WACKオーディション受験者のなかから、プロデューサー・クロちゃんが審査するオーディションに合格したメンバー4人(ナオ、アイカ、ミユキ、ハナエ)で結成。同年12月19日、デビューシングル「りスタート」を発売。12月25日には、同曲が6.4万枚の売り上げを記録し、オリコン・ウィークリーランキング1位を獲得。同日に生放送された「MONSTER IDOL」最終回で、CDのバージョン別売り上げ対決の結果、クロちゃんがプロデューサーを解任され、最終審査で不合格になったカエデの加入が決定した(メンバー全員、現在の芸名に改名)。その後、YouTubeでの曲再生回数バトルを経て、クロちゃんが「アドバイザー」として復帰。毎週月曜から木曜の22時55分より、『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)内の「豆柴LOCKS!」でレギュラーを務める。また、YouTubeチャンネル『豆柴の大群 -MAMESHiBA NO TAiGUN-』でバラエティ企画も配信中

 

※1stアルバム『スタート』がCD&デジタル配信で発売中

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